レビュー
cocoa

cocoa

3 years ago

3.0


content

ディーパンの闘い

映画 ・ 2015

平均 3.3

またまたジャック・オーディアール作品を再鑑賞。 激しい内戦下のスリランカから逃れ、偽造パスポートでフランスに渡った男ディーパン。 彼は赤の他人の女性と少女と家族を装った入国だった。 フランス郊外、治安の悪い集合団地に入居し団地の管理人として働くディーパン。 妻でもないヤリニと娘でもないイラヤルとの暮らしはギクシャクするが、それでも生きていかなくてはならない。 団地は犯罪が蔓延る地域で、売人同士の抗争も激しい。 少しずつフランス語を習得し、ディーパンやヤリニの助けをするイラヤル。 しかし治安はますます悪くなり、団地内での銃撃戦が頻繁に起こる。 血の繋がらない家族だったがディーパンはヤリニとイラヤルのために武器を持って立ち上がる。 ディーパンはかつて反政府側の戦闘員だったので手に持つのは「ナタ」! ディーパンの本当の妻子も残虐に殺された内戦の記憶がよみがえるのか、その闘いぶりは人が変わったようだった。 最後にディーパン一家がイギリスで暮らしているシーンがどうしても現実味がなく夢の描写に思えた。 もちろんそうなったら良いけど。 それほど難民が暮らす問題はどこの国も複雑だということ。 兵士だったディーパンの生き様が現れる戦闘シーンは怖いくらい見事だった。