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レビュー
Schindler's Memo
4 years ago
アウトレイジ
映画 · 2010
4.0
タレントの映画監督進出はままあることだが、大概は職業監督に及ばないのが通例だと思う。 北野武の場合、監督デビューの「その男凶暴につき」で、世間をギャッと言わせてから快進撃といった感じだが、どうなんだろう。 私は、2作目以降の彼の映画で、おお~と思った映画は一つも無い。何か、ヨーロッパで非常に評判が良いというのが不思議だと思っている。逆に言えば、デビュー作がバカに良かった・・と感じており、本作でやっと返ってくれたか・・と思った次第である。 「全員悪人」の副題どおり、全員ワルであり、殆どバカである。少数派のバカでない人間が生き残るという単純なストーリーであり、主役のビートたけしが一番のバカであるというのも、吹っ切れている。 「仁義亡き戦い」の更に仁義の無いヤクザの抗争であり、美学の全く無い暴力の連続であるのだが、時折それがギャグとなっているのが特徴的。 この調子で続編が次々とという展開になるのだが、はて、この時点においても、誰が主役級で生き残っているのか?と思ってしまった。
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