レビュー
ジュネ

ジュネ

6 years ago

2.5


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エンテベ空港の7日間

映画 ・ 2018

平均 2.8

2019年216本目はテロリストによりハイジャックされた航空機の行く末を描く、実話ベースのサスペンス『エンテベ空港の7日間』。 ※※※※※※※※※※※※※ この事件には複数の国家の思惑が絡んでいて、非常に複雑な様相を呈したものの、ほぼ犠牲者を出すことなく解決に導いた点でレアケースだとされています。しかし、同じような事件はその後も何度となく、それこそ今に至るまで続いているわけで、根っこの部分では何も変わっていません。和平交渉を持ち出せばテロリストに媚びたと揶揄され、武力弾圧をすれば後に禍根を残す結果になったと叩かれる。どこへ向かっても出口なしのテロ外交の難しさが伝わってくる一作です。 ※※※※※※※※※※※※※ ただ、映画としては扱ってる題材の割に少々湿っぽくなりすぎている気がします。特にロザムンド・パイクとダニエル・ブリュール演じるドイツ反体制派のメンバーがやたらと「温情ある良いヤツ」に描かれるくせに、一方でパレスチナのテロリストたちは非常で妥協のない奴ら…みたいに温度差をつけるのはあまりに無神経でしょう。何の忖度をしてんのかと思います。 ※※※※※※※※※※※※※ このタイミングで公開になったのは確実に『プライベートウォー』『荒野の誓い』と足並みを揃えた、ロザムンド・パイク・キャンペーンの一環だと思うんですが、あまり彼女の迫真の演技も立っていない感じで、ちょっともったいない気がしますね。