レビュー
野村芳太郎監督作品、やはり好きです。 野村監督の素晴らしさを再認識しました。 八つ墓村、震える舌、砂の器、、、色々観てますが、本作は見逃してました。 壮絶な内容で、ものすごい見応えアリ。ラストは涙なしに見れない。松本清張原作だけあり、ストーリーは文句なし!元々松本清張が実際にあった事件をモデルに短編にしてるんですねぇ。 これが本当にあったかと思うと、人間って本当に鬼畜な生き物でもあるなと思い知らされます。 役者も全員良かった。 緒形拳が、気弱でお人好しな性格から、鬼畜になっていく様をこれでもかってくらい演じきってます。 その嫁、お梅は安定の岩下志麻。 妾で子供の母親は小川真由美。 この3人のシーンはすごく良くできており、ずっと観ていたいほど。それぞれの心情がリアルに表現されていて、面白いのなんのって。 うまい役者じゃないとできないよねぇ。 さらに従業員に蟹江敬三、ちょい役で田中邦衛や大竹しのぶが出演。豪華すぎる! 子役もすごく良かったなぁ。 野村監督、緒形拳、蟹江敬三、今は亡き人となってしまいましたが、こうやって作品はいつまでも残る事が映画の素晴らしいところでもあります。
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