レビュー
リチャード・ギア主演の映画をなんだかとても久しぶりに見た気がしますが、この主人公の魅力のなさにはびっくりしました。家族が一番と言いながらその裏では愛人を作り…またこの女がすきっ歯の全然可愛くない人で…投資に失敗して借金作りまくり。あげく次から次に関係ない人間を巻き込むわ、嘘に嘘重ねるわ、法律を犯すわでやりたい放題。 確かにこの手のドツボにはまるタイプのサスペンスはよくあると思いますが、やむにやまれぬ事情があったりもっと葛藤に苛まれたり、逆にいって悪のカリスマ的であったり、引き込む要素がキャラクターにないと辛いと思います。ところがこちらはその要素が皆無で、リチャード・ギアがとことん性格の悪いクズという始末。 更にびっくりするのが結末の手ぬるさで、ここまで延々主人公の所業を見せられてきた割に、なんと中途半端な罰を与えるのかと思ってしまいました。これがゴールデングローブ賞で男優賞のノミネートになったってのは、リチャード・ギアの殻の破った演技に賛辞を与えたってことなんでしょうか。
一番最初に「いいね」してみましょう。コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.