レビュー
言いたいことは『映画を観たからイラスト描いた』の映画レビューサイトの管理人スパイクロッドさんが的確にお話されているのでそちらをご参照ください。 (「イースタンプロミス イラスト描いた」で検索すると出てきます) あ、本作を鑑賞する上で一つだけ予備知識を。 日本のヤクザは組の看板を堂々と表に掲げていますが、海外ではそうではありません。 普通のお店を開いておいて、そこがマフィアのアジトだったとなる訳です。マフィア映画ではレストランで偽装されることが多いです。 なので「レストランの店主のおじいちゃんが出てきたけど、犯罪組織の偉い人っぽい」のはそういう事です。 あ、おじいちゃんと言えばおじいちゃん4~5人出てくるやん? 誰が誰か分からない悲しみよ… そして「セクシーで胸元ムッファなお兄さんダメんン♡アァ好きになっちゃいそうウフンん~♡」なんて思ってたら、あたいのスウィートハート ヴィゴ・モーテンセンさんじゃないですか!! 愛しの彼も分からんなんて相変わらず人物認識能力終わってんな!! それでそのヴィゴが演じるニコライのことを、最初キリクとニコライの2人のチンピラのニコライが兄貴分だと決めつけてたんですが、実際はただのキリクの運転手。 この勘違いへの誘導は意図的なものですね。 この印象のチグハグさが、キリクがニコライに依存していること。キリクが本質的にマフィア業ましてやボスの器に向いていない優しい男であることを描き出しています。 もちろんニコライがどんなに魅力的なのかを示唆する意味がメインでしょうけど! ここ以外でも言葉で説明せずに画面から意図を汲む構成が効いてきて良いですよね♡ 最後になったけど大好きなデヴィッド・クローネンバーグ監督のことも書かなきゃ♡ 今作は監督のお得意のヤンチャで掻き乱す作品ではないけど、スパイクロッドさんの言葉をお借りすると「渋く大成・成熟・進化」した作品でしたね! ですがいつもの良き定番芸の人体の覗き穴のような肉片に今回もうならせてもらいました♡ クローネンバーグ監督はどの作品にも“痛み”を取り入れていて、その生の痛みに虜になるかどうかでクローネンバーグという人を愛する(作品を追っかける)境目になるんじゃないかなぁなんて思いました長すぎたなまる。 [ 第2回 ゲオ オンライン レンタル 20連弾 20作目 ]←これにて完結!!
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