レビュー
【ネタバレしたい迫力バトル】 アレが地下から飛び出す、アレを特殊能力で捻り潰す、ネタバレしたくなるド迫力映像。各キャラが迎える運命は、X-MEN終焉というキャッチコピーの本気度をうかがわせる。 ◆概要 シリーズ第7作で、初のディズニー配給。出演はテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のソフィー・ターナー、「スプリット」のジェームズ・マカヴォイ、「レッド・スパロー」のジェニファー・ローレンスら。シリーズの製作や脚本を務めてきたサイモン・キンバーグが長編映画監督デビュー。 ◆ストーリー X-MEN優等生のジーン・グレイは、抑え込まれていた別人格「ダーク・フェニックス」を解放してしまう。ジーン自身にも制御不能なダーク・フェニックスは暴走をはじめ、地上の生命体が全滅しかねない、かつてない危機が訪れる。 ◆感想 とにかくバトルシーンの迫力。超能力の応酬バトルが度を超えている笑。さらにシリーズファンの心を揺さぶりまくる、主要人物達がたどる運命。X-MEN終焉のキャッチコピーにふさわしい、なんとも言えない充実感に浸れるラスト。 ◆ 以下ネタバレ ◆ ネタバレせずには語れないバトルの迫力って珍しい。プロフェッサーXチームvsマグニートーチームのバトルに割って入る地下鉄のグランドブレイク。そして謎の生物(結局詳細は明かされぬまま?)・人間・X-MENの三つ巴バトルが電車というクローズな空間の中で勃発するというワクワクしかないカオス。各キャラがそれぞれの特殊能力で活躍するのを見ているだけでもワクワクするし、何気に、マグニートーが謎の女に無数の浮遊銃で応戦したシーンにはシビれた!(もちろん銃が効くはずもないのだけど、そこはご愛嬌笑)謎の生物もろとも、電車一両グシャリと潰してしまうシーンのかっこよさも、シリーズファンへの最後のサービスなのか。 さらには「アベンジャーズ」シリーズを彷彿とさせる、敵を粉々に粉砕していくサノスばりのジーンの姿。エンドロールのビジュアルエフェクトクリエイターの数が多分自分史上最多だったし、もうとにかく映像の迫力が突出してる映画だと思う。 ストーリーは、さすがに過去作を見ていないとちんぷんかんぷんな物にはなっているけど、シリーズ終焉をうたうのだからやむを得ない。ファーストジェネレーションであるレイヴンとジーンを葬ってしまうのは、本作が本当にシリーズの終焉なのだと伺わせる。そこに関しては少し悲しく感じてしまうのと同時に、ディズニー傘下となった20世紀フォックスとマーベル・スタジオが同じ傘下として起こす化学反応(https://theriver.jp/xmen-mcu-reboot-2021/)への序章とも正直勘ぐってしまう。 あと個人的に、「レッド・スパロー」や「パッセンジャー」などで完全にファンになってしまったジェニファー・ローレンス、そして「X-MENアポカリプス」から少しエッジのある美しさなソフィ・ターナー。自分の中で超重要な2人の女優とキャラクターを本作で見納めになったことのロスは果てしなく大きい笑。 映画単としての迫力・映像美が素晴らしい。そしてシリーズの終焉を迎えるにふさわしい内容。見応えのある作品でした!
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