
uboshito
放送局占拠
平均 2.9
2025年10月06日に見ました。
もはやここまでくると潔ささえ感じてくる「占拠シリーズ」の第3弾。「潜入兄妹」も含めると4作めなのか…今回は、「潜入兄妹」からのキャストの合流もあって、この珍妙なシリーズも見続けることでちょっとだけ前向きになれたので星を0.5だけ増やした。しかし、設定も犯人像も動機も1作めの「大病院…」から何も変わり映えしておらず、この、ほぼ完全に同じパターンを3作も作る意味ってなんなのか? しかも今回、10歳の子供が自殺するというトンデモなく非常識なシーンがあり、真剣に日テレに抗議電話をかけてやろうかと思ったほど。作風が荒唐無稽なのは良いし、むしろコンプラでがんじがらめで物足りないくらいでもっと荒唐無稽にやれと思うほどだけど、それと、10歳の子供の自殺シーンとは完全に別の話。そういうのは荒唐無稽なのではなくて、頭空っぽ、です。作劇のレベルが低すぎて、悲しくなった。 さらに、最終回のメッセージ、「3年A組」とかでも思ったけど、日テレはよほどSNSがお嫌いなようで。しかしそのSNSの中にいる人たちを諌めるためのこれが物語なのだとしたら、この内容ではまったく逆効果だろうと思う。ウソに踊らされるな!とただ言っただけで引っ込むものならこんな社会にはなっていない。こんな目に遭いたくなければSNSで指殺人をやめろというメッセージは、SNSのことを何もわかっていない人の言い分。いかにもそこが日テレらしいと言えばらしいけど。 しかもその犯罪者側の「言い分」がまたまどろっこしく、「妖」の方では全体像がわかっていることを、わざわざ武蔵刑事に1個ずつ調べさせるというのは相当に回りくどい犯罪の方法だと感じた。こんな犯罪者が実在するとしたらただのアホだ。全容がわかっており、誰が最も悪いやつかもわかっているのだから、最初からその人間を名指しで糾弾、処刑すれば良いだけの話を、大型施設の占拠と謎の解明を警察にやらせるというこの設定、もうこれ以上は無理じゃないのだろうか。病院、空港、放送局ときたら、もう次は国会議事堂とか警視庁とかくらいしか思いつかないけど、さすがにセットもロケも大変だろうから、駅ビルとかになるのかしらね(笑 ということで、本シリーズはもういい加減、「3」という節目で完全終了で良いと思う。 【蛇足】 ちなみに、今期の日テレドラマはこれと「恋愛禁止」のみ。「ドクタープライス」は3話くらいまでは我慢して見たのだけど、全然面白くないし、なんで医者の転職話を見ないといけないのかわからないし、こんなので10話やるとか正気と思えず脱落。「ちはやふる」は映画も見てないのにドラマ見るわけないでしょっていうか、百人一首のドラマに面白さを感じられないのでゼロ本。