すばらしき仲間たち

Casey's Shadow
1978 · ドラマ/ファミリー · アメリカ
117分
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ロイド・ブールデル(ウォルター・マッソー)は馬の調教師で、数年前妻に去られ、3人の息子とルイジアナの農家に住んでいた。長男のバディ(アンドリュー・A・ルービン)は20歳で、父の助手として働き、次男のランディ(ステファン・バーンズ)は騎手としての才能を生かそうとしていた。末っ子のケーシー(マイケル・ハーシウィ)は7歳で、毎日動物たちと過ごしていた。ブールデルの主人である黒人農夫カルビン(ハリー・シーザー)は、ある日バディに金を預け、ニューメキシコで安い1歳馬を買ってくるように言いつけた。バディの買ってきた牝馬は子供を産むと死んでしまったが、仔馬は立派にたくましく成長し『ケーシーズ・シャドウ』と名づけられた。ケーシーズ・シャドウは優秀な競争馬としての片鱗を見せはじめ、買い手が2人現われる。裕福で顔のきくサラ(アレクシス・スミス)と金持ちのトム(マーレイ・ハミルトン)だ。しかしブールデルはすべて断わった。それは、近く行なわれる全米レースにケーシーズ・シャドウを出場させ、100万ドルを手に入れようというつもりだからだ。しかし、レースがせまったある日、ケーシーの不始末で、ケーシーズ・シャドウがケガをしてしまったのだ。ケガが回復するまで1年かかるという医者の説明にもかかわらず、レースに勝ちたいという執念にかられたブールデルは、そのレースの行なわれるルイドーソに向かう。予選をみごと通過したケーシーズ・シャドウだったが、レースが終わった時、シャドウの持病が出てしまった。無理して決勝に出場させれば、永久に廃馬になってしまう。ブールデルは周囲の反対をよそに、シャドウを決勝に出場させ、みごとチャンピオンの王冠を獲得する。しかし足のキズは悪化し、息子たちは父親に背を向け去っていく。むなしい虚脱感に包まれたブールデルは、たとえ廃馬になってもいいからシャドウの命を助けてくれと医者に頼み込む。シャドウの命は助かった。その知らせに3人の息子たちも戻り、再び親子の間に愛情がよみがえるのだった。

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