パピチャ 未来へのランウェイ
Papicha
2019 · ドラマ · フランス, アルジェリア, ベルギー, カタール
108分
© 2019 HIGH SEA PRODUCTION – THE INK CONNECTION – TAYDA FILM – SCOPE PICTURES – TRIBUS P FILMS – JOUR2FETE – CREAMINAL - CALESON – CADC



1990年代、アルジェリア。大学生のネジュマ(リナ・クードリ)は世界中の女性の服を作るデザイナーになることを夢見ており、ナイトクラブに繰り出しては仲間たちからドレスの注文を受けていた。しかしイスラム原理主義が台頭し、首都アルジェではテロが頻発。女性のヒジャブ着用を強制するポスターが至る所に貼られ、外国語教育が弾圧されるなど、横暴が加速していった。そんな強制に屈しまいとするネジュマは、ある悲劇をきっかけに、自分たちの自由と未来のために命がけでファッションショーを行うことを決意する。
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キャスト/スタッフ
レビュー
20+ギャラリー
挿入曲情報

Get Up (Before the Night Is Over)

Tabag

Faculty

Funeral

Il Giustino, RV 717, Act 2: Sento in Seno

Zina
ジュネ
4.0
2020年165本目は、アルジェリアの暗黒時代を背景として、必死に女性の抑圧へと立ち向かう少女たちを追った『パピチャ 未来へのランウェイ』。 ------------------------------------------------------------ 1991年に始まったアルジェリア内線はなんとその後10年にも渡って継続し、延べ10万人もの犠牲者を生む大惨事に発展しています。そんな暗黒期のなか、イスラムの教えを順守し、男の成すがままに生きることを強要される女性たちが、強い信念のもとに結束する姿を美しく描いています。ヒロインのネジュマを演じたリナ・クードリは既に28歳なんですが、可愛らしさと艶っぽさの同居する顔立ちで今後も要注目の存在です。 ------------------------------------------------------------ 1962年の独立戦争以後、地道に女性の人権を回復する運動が行われてきたためなのか、思った以上に女性の自由な外出や服装が認められていることに驚きます。もちろんこれが映画を魅力的に際立たせるための演出である可能性も否めませんが、ネジュマたちが大学生活を謳歌する様子には何だかほっとさせられるものがありました。ところが本作、後半に進むにつれて本性をあらわにするタイプの作品でして、そのエスカレートぶりが凄まじい。 ------------------------------------------------------------ 特に恐ろしいのは男性側のみならず、女性の女性に対する暴力です。本来であれば共に立ち上がるべき存在の女性たちの中にも、教えを正しいと信じこみ卑劣な方法で報復する人間がいることに唖然とさせられます。ネジュマが自分の信念を貫き通した結果、とてつもない十字架を背負う羽目になるラストを含め「酷たらしい」事この上ないんですけど、当時の時勢を垣間見る上で貴重な1作に仕上がっています。
zizi
3.5
唖然とする暴力が描かれている。ここでは、宗教の原理主義が人々から思考や感性を奪う。神の名の下での蛮行〜そちら側に属する輩が、権力システムの計算通りに、働き蟻の如く動く。そして、それに抗う少女達の物語。
wishgiver
4.0
内戦最中の1990年代アルジェリア。 イスラム原理主義者たちによる女性差別に抗い、ヒジャブをつけず、ファッション・デザイナーの夢を追い続けるパピチャ(愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性の意)の女子大生ネジュマの物語。 大学寮を抜け出し、自ら仕立てた服をクラブで売り、スキルを磨きながら、ファッションショーを企画するネジュマ。 しかしヒジャブを強要する女性団体の妨害、男友達の無理解など、難題が続く。。。 ---------------------------------------------- アルジェリア🇩🇿の現状を知れるリアルな映像と、ネジュマたちの無邪気な笑顔の対比がステキです。 世界中でいろんな問題があるけど、女の子の天真爛漫な明るさは世界共通で、だからこそ彼女たちの未来への扉を閉ざしてはいけないと感じさせられる。 アルジェリアに居続けるネジュマたちの幸運を祈ります。
cocoa
3.0
原題も「Papicha」。 1990年代のアルジェリアが舞台。 内戦により暗黒な時代に生きる女子大生のネジュマ。 ファッションデザイナーになるのが夢で日々抑圧される社会に自分の意思を主張する。 「パピチャ」とはアルジェリアのスラングで「元気で明るく自由な女性」と言う意味らしい。 イスラム原理主義により女性の服装の規律やヒジャブの強制。 フランス語など外国語の授業の排除、アラビア語だけでいいと言う命令。 そんな息苦しい社会でネジュマは友達と大学の寮を抜け出してクラブに出掛ける日々でした。 行き帰りに着替えるのが常で、そこには若い女性の自由な楽しみを感じられます。 クラブのトイレで作ったドレスを売るネジュマ。 しかしだんだんと規制が厳しくなり大学の寮には高い壁ができる。 ネジュマがいつも大きな声で叫ぶシーンが多い。 好きな服を規制されたり、行きつけの生地店でもいろいろ言われる。 ネジュマの母やジャーナリストの姉の思想はわりと革新的。 だからこそ姉リンダの運命は辛いものになります。 アルジェリアの伝統の布「ハイク」の使い方を母が話していたが、「銃」を隠し持つのに便利だとは…。 ハイクの布を使ったファッションショーをやっと開催できたのに武装した集団に襲われる。 それでも祖国を捨てるつもりがないネジュマの意思は尊いけれど未来は明るいのだろうか。 この作品は自身が17歳でフランスに亡命した女性監督が手がけたもの。 ネジュマの強気な姿勢は「扇動する者」として目をつけられそうでヒヤヒヤしますが、監督が描きたかった戦う姿勢なのでしょう。 アルジェリアの歴史や国内情勢をさらに知りたくなる、そんな作品でした。
NO_C4H10
2.0
ネタバレがあります!!
ひでP
3.0
2023年06月16日Amazonプライム、無料配信。 1991年からおよそ10年続いたアルジェリアの内戦を背景にしたドラマ。 イスラム原理主義の台頭で女性の自由が制限される中、少女たちがファッションショーを敢行しようと奮闘。 監督ムニア・メドゥール。 リナ・クードリ、 シリン・ブティラ、 アミラ・イルダ・ドゥアウダ、 ザーラ・ドゥモンディらが出演。 アルジェリア映画としてアルジェリア国内でプレミア上映される予定が、突如当局により上映中止。 第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門出品。 第45回セザール賞、新人作品賞、有望若手女優賞(リナ・クードリ)。 第64回バリャドリッド国際映画祭、最優秀作品賞、新人監督賞。 第24回サテライト賞ヒューマニタリアン賞。 1990年代のアルジェリア。 ファッションデザイナーになる夢見ながら自作ドレスをナイトクラブで売っている大学生ネジュマ(リナ・クードリ)。 イスラム原理主義によるテロで、ヒジャブ着用を強制される。 反発するネジュマ。 ある事件を機にファッションショーを開こうと決意。 女性の自由を懸けて動き出す。
Morimi
3.5
2022.9.9 アルジェリアの映画はきっと初めて。 宗教、文化、教養、フェミニズム…。 自由を求める者もいれば、枠にはまった生き方がいい人間もいる。 ただし、お互いの価値観を教養すべきではなく、お互いが尊重した世界を作るにはどうすべきか。(過激派などは平和なんて鼻から求めてないからその時点で解決を迎える日はないに等しいのだが…) 同胞が同胞(女性同士)の足を引っ張る行為は胸が詰まる。
まめみゆこ
4.0
前向きで逆境に立ち向かう少女達はとてもキラキラしているけど、置かれている状況が違えばもっと幸せをつかめる筈なのに…。 と、歯がゆくなる映画 良い人もたくさん出てくるけど、それ以上に理解できない思想の方々がたくさん登場するので、こういう思想や文化が未だ現代に残っていることの方が怖い。
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