身長188cm、デザイナーズスーツを着こなし、モデル兼ファッション・フォトグラファーとして働く52歳のマーク・レイ。快活な話術でニューヨークの街ゆくモデルやファッショニスタたちに声をかけシャッターを切る。元ランウェイのモデル、ハンサムでチャーミンングなルックス、スマートな身のこなしの彼は一見誰もが羨む勝ち組だ。しかし、華やかなパーティー会場を後に向かった寝床は、マンハッタンのペントハウスではなく、雑居ビル街にあるアパートメントの屋上だった。マークはもう6年近くも屋上で寝袋に包まる生活を送っている。そんな彼の荷物はスポーツ・ジムのロッカー4つ分。エクササイズで体を鍛え、身だしなみはジムのシャワールームや公園のトイレで整える。現場の仕事を終えるとカフェをハシゴしながらパソコンをチェック。ときには俳優の仕事で臨時収入を得る。友人と飲みに行き、マンハッタンの花火を眺める。彼にはただ屋根のある家がないだけだ。豊かな人生とはなにか。幸せとはなにか。そもそも、人生において成功するとはどういうことなのか。家族や恋人を持たず、経済的に安定した堅実な生活を選ばず、厳しい競争社会で生き抜くために編み出した“家を持たない”ひとりの男のライフスタイルがいま明らかになる。
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