最愛の子
亲爱的
2014 · ドラマ · 中国, 香港
130分
©2014 We Pictures Ltd.
2009年7月。中国・深センの下町で寂れたネットカフェを経営するティエン(ホアン・ボー)は3歳の息子ポンポンと二人暮らし。離婚した元妻ジュアン(ハオ・レイ)は、週に一度だけポンポンと一緒に過ごしていた。ある日、近所の子どもたちと遊びに出かけたポンポンは、ジュアンの車が通りすぎたことに気付きあとを追いかけるが、車を見失ったポンポンを何者かが連れ去ってしまう。その日からティエンとジュアンの息子捜しが始まった。失踪から3年が経った2012年の夏。深センから遠く離れた安徽省の農村を訪れたティエンとジュアンは遂に息子を見つけ出すが、6歳になったポンポンは両親である二人を全く覚えていなかった。ポンポンが母ちゃんと慕うのは、ホンチン(ヴィッキー・チャオ)という育ての親。ホンチンは「自分は不妊症で子どもが産めず、夫が深センの女に産ませて3年前に連れてきた」と主張するが、実際は一年前に死んだ彼女の夫が3歳のポンポンを誘拐し安徽省に連れてきたのだった。初めて知らされるその事実にホンチンは困惑するばかりであった……。半年後。ティエンとジュアンは、いまだに「家に帰りたい」と言うポンポンの愛情を何とかして取り戻そうと日々心を砕いていた。そんな中、ホンチンもまた、子を奪われた母として我が子を捜しに深センへと向かっていた……。