油屋を営む河内屋の次男・与兵衛(松本幸四郎)は、放蕩三昧で喧嘩沙汰を起こしてばかり。そんななか、借金返済に困った与兵衛は、金を巻き上げようと継父・徳兵衛(中村歌六)や妹にまで手をあげる始末。見かねた母・おさわ(坂東竹三郎)が勘当を迫ると、与兵衛は家を飛び出すが、金の返済が迫り途方に暮れる。あてもなく彷徨う与兵衛が向かったのは同業の油屋・豊嶋屋の女房お吉(市川猿之助)のもとだった。一方、徳兵衛とおさわも、お吉を訪ね、与兵衛を家に帰るよう諭してくれと涙ながらに頼み、銭を預けて帰って行く。このやりとりを物陰で密かに聞いていた与兵衛。その親心に涙を流し、もう親に迷惑はかけられぬと与兵衛は、お吉に不義になって金を貸してほしいと迫るが、断られてしまう。金の無心を諦めた与兵衛は、それならば油を貸してほしいとお吉に頼む。時を告げる鐘の音が響いたそのとき、心にとりついた一瞬の闇が与兵衛をある行動へと駆り立てる……。
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