ビューティフル・デイ
You Were Never Really Here
2017 · 犯罪/ドラマ · イギリス, フランス, アメリカ
89分
©Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017. All Rights Reserved. Alison Cohen Rosa / Why Not Productions



男は元軍人。依頼は拉致された少女の救出。だが、何かがおかしい−−元軍人のジョーは行方不明者の捜索を請け負うスペシャリスト。ある時、彼の元に舞い込んできた依頼は、いつもと何かが違っていた。依頼主は州上院議員。愛用のハンマーを使い、ある組織に囚われた議員の娘・ニーナを救い出すが、彼女はあらゆる感情が欠落しているかのように無反応なままだ。そして二人はニュースで、依頼主である父親が飛び降り自殺したことを知るーー。
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キャスト/スタッフ
レビュー
70+挿入曲情報

Angel Baby

I Wouldn't Dream of It

Nina Through Glass

Joe's Drive

Sunshine Down (Original Mix)

Angel Baby
ジュネ
3.5
『少年は残酷な弓を射る』で話題をさらった女流監督リン・ラムジーの最新作で、今回もまたカンヌで激賞を受けたと言うのですから、いよいよその才も本物といったところでしょうか。 長尺の原作小説がありながら、それを僅か90分にまとめきる手腕には確かに驚かされます。主人公ジョーの虐待を受けた過去やトラウマによるPTSDの苦しみを幾度となくフラッシュバックさせつつ、少女ニーナとの魂の邂逅が綴られていくのですが、全く躊躇を感じさせない話運びです。恐らく、監督 自身の頭の中に描きたいものが明確に形として浮かび上がっているのでしょう。 ただし、やりたいことが溢れすぎてしまったのか抽象的で不可解なシーンも幾つか見られ、かなり玄人向けの一作になっていることは否めません。「あらすじ」を読まないと多くの人は何が起こっているのかサッパリわからないのではないでしょうか。ニーナ視点のドラマパートがほぼない為にジョーの独演会となってしまい、二人が心を通わせる演出に欠けている点もバランスの悪さを感じます。 とはいえ、不気味な音楽の使い方や陰鬱でショッキングな絵面のインパクトなど、もう完全に自分の世界観が出来上がっているあたりは見事と言う他ありません。次回作も非常に楽しみです。
アリちゃんパパ
3.0
拉致された少女の救出を依頼された主人公が巨悪と戦う物語です。 作り方次第で単純なアクション映画になるモチーフなのですが、ホアキン・フェニックスを主役に据えることで、主人公の心の闇に切り込むシリアスな作品となりました。 ホアキンの表情の変化だけで魅せる演技力は、本物です。カンヌで演技賞を取ったというのも納得です。
tanmen429
3.0
ジョーカー同様ホアキンの厚みのある演技力が観れてそれを引き立てる演出で成り立っていて退屈せずに観ることができるが、結果的にストーリーも終わりも何もないんかーい😅という印象
Masatoshi
4.0
いくつかのムービーサイトの評価を見てみると、まあまあの評価で、確かに一般受けしない作品かもしれませんが、妙に心に残る作品です。 リン・ラムジーとホアキン・フェニックスとなれば、そもそも明快な作品よりも想像を掻き立てる作品を期待しなければならない訳で、主人公の心象風景と現実が交差する場面も少なくないため混乱したり気持ち的に置いてきぼりになるかも知れません。 しかし、それがこの作品のカラーでもあり持ち味と分かれば次第にリン・ラムジーの魅力にはまっていくのでは。 また、ホアキン、フェニックスの重厚な演技の素晴らしさは勿論ですが、母親役のジュデス・ロバーツの癖のある演技もいいですね。 『デッド・サイレンス』では伝説の腹話術師を演じていましたが、今作品の母親役もとても印象に残りました。こう言うお母さんって面倒くさそうですが、反面キュートで、主人公の気持ちが痛いほど分かりました。
zoeze
4.5
続けて2回観たけど、2回目に何か理解が深まったような気は今のところ1ミリもしてないです。何これ!? 単に説明が少ないってこと以上に、発せられる画や音に明確に拒まれ、距離をまざまざと感じさせられたけど、それが不思議と心地良かった。 でも見たんだ、その存在は確かに…。
zizi
4.0
非常に間合いが長く、独特の映像センスに合わせ、絶妙で奇妙なサントラが絡み、唯一無二の世界を創り上げている。フラッシュバックも多用されるが、過去の再現として非常に短時間でかつ効果的。斬新と言うか、人の頭の中はこんな風に混沌としてるんだろうなと納得してしまう。 物語は中年男と少女の逃避行ものだが、アクションでもサスペンスでもない。非常に優れた魂の喪失を描く映画である。 現実音の様にぐいぐいとサントラの域を飛び越えて劇中に侵入する音楽は、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドとの事。他ジャンルからの参戦は見事な存在感を持ち、マリアージュを醸し出している。
ひろ
3.5
リン・ラムジーが監督と脚本を務めて製作された2017年のアメリカ/イギリス/フランス合作映画 ・ 第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞と男優賞を受賞 ・ 元軍人のジョーは行方不明の少女の捜索や時には殺し屋をして生計を立てている。そんなジョーに政治家の娘の捜索の依頼が舞い込んでくるといった展開。この作品はレビュー書くのも感想書くのも難しいタイプの作品だなあ ・ まずリン・ラムジーという女性監督だけど、女性らしさとかいう言葉が当てはまらないぶっ飛んだ思考をお持ちになっている監督。「少年は残酷な弓を射る」も観たけど奇才とか鬼才とかそういうタイプ。この作品の表現はデヴィッド・リンチ的というか、トラウマから幻覚を見ている主人公ジョーの感覚をそのまま映像にしているから見ているこっちが混乱してくる ・ そもそも退役軍人だの過去のトラウマなどは回想的なものから多少は汲み取れるものの、主人公が他人とあまり話さないし設定は最後まで説明がない。完全になんの説明パートもないまま繰り広げられるサスペンス。デヴィッド・リンチの映画を観た時のような気分にさせられる。解る人だけついて来なさいシステムだ。こういう監督は嫌いじゃない ・ カンヌで男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。この人はもう完璧なカメレオン俳優。何にでもなれる。偉大なる亡き兄リバー・フェニックスもキャリアで超えている。母親と2人で暮らし、過去にとらわれながら生きる男。少女と出会い守ろうとする男。全てを失う男。表情や表現や空気感。そりゃ男優賞を受賞しますわ ・ 終始、あのシーンで映っていたあれは何だったんだろう?とか?が襲ってくる作品だったので疲れた。この手の監督の作品に相対するにはある程度、コンディションを整えて挑戦しないとね。でもラストのシーンは結構好きで、あれはデヴィッド・リンチ的じゃなく女性監督らしかったと言っても、かもしれない
sic
2.5
〈違法な手段〉で人探しをする男が、ある少女を救出したことで報復されるバイオレンスもの 報酬を貰うためには〈人殺しも厭わない〉男が〈金づちで強行に押し入り、少女を救出〉するさまは、予告編で告示されていた【タクシードライバー】のようでもあり、終盤の展開は【レオン】の雰囲気もあり〈名作のオマージュ〉と思われる演出、異様な〈緊迫映像と圧迫されるサウンド〉が本作の特徴 主人公ホアキン・フェニックスの、外では残忍で容赦ない殺し屋、自宅では高齢となる母の面倒を見る〈二面性のある男〉を見事に演じ、本年公開された【イコライザー2】とは違う執行人を作り上げていたのは良かったところ ラスト〈孤独な男と少女の会話〉に感慨深いものはあるが、出来事の後始末がない〈スッキリしない終演〉でイマイチだったのでこの評価
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