近未来。電力が喪失するブラック・アウトが突如全世界で発生し、通信が途絶えてしまう。原因は宇宙空間から飛来した放射線で、月の陰に入っていたモスクワを含むロシア西部と周辺国だけが生存サークルとして被害を免れた模様。ロシア軍特殊部隊スペツナズのオレグ(アレクセイ・チャドフ)たちが調査に乗り出したものの、ホットゾーンの住民は謎の死を遂げており、また偵察部隊が正体不明の敵からの襲撃を受け次々に全滅してしまう。そんな中、イドと名乗る男(アルテム・トカチェンコ)が現れる。イドは20年前に地球に来た異星人だと言う。異星人たちはやがて消滅する母性から地球への移住を計画し、当時地球を支配していた先住民族を駆除するために自分たちと似たDNAを持つ人類を生み出し、生物兵器=ウィルスとして地球に送り込んだと話す。計画の仕上げとして地球を支配した人類を奴隷化して地球を手に入れようとしており、明日にも巨大UFOの移住船が地球に到着。イドは人類を救うために仲間を裏切ったのだった。人類が助かる道は、奴隷を操っているラーというエイリアンを倒す他ない。残り少ない兵士たちはエイリアンに操られた大群衆との激闘の末に高層ビルの屋上で指令を発するラーを発見するが、不気味な雲を割って巨大UFOがその姿を現し……。
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