ナイト・ゲーム

Night Games
1980 · ドラマ · イタリア, フランス, アメリカ
100分
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バレリー(シンディ.ピケット)は、ニューヨークでデザイナーとして働いていたが、2年前に、出版業者として成功を収めているジェイソン(バリー・プライムス)と結婚した。何不自由なく裕福な生活を送っているバレリーだったが、ただひとつ、夫婦の歓びを分りあうことだけはできていなかった。彼女には、少女の頃の苦い記憶が絶えずつきまとっていたのだ。それは、公園で1人の野獣のような男に強姦されるというものだった。ある日、2人のために結婚記念のパーティーが開かれ、大勢の客たちが集まった。その中には不動産業を経営するバレリーの親友ジュリー(ジョアン・キャシディ)、作家だと称する初対面の男ショーン(ポール・ジェンキンス)などがいた。ショーンはバレリーに意味ありげな熱い視線をなげかけると、いつのまにかどこかに消えていった。翌日、ジェイソンは仕事でロンドンに旅立ち、ひとり残されたバレリーは孤独だった。街に出た彼女はティモシー(ジーン・デイビス)と名のる若い男と知り合い、家に招くが、襲って来た彼を激しく抵抗した。そして、いつの日からか夜になると、ある「影」を感じるようになったバレリーは、その存在が次第に近くなってくるのを感じた。屋敷の中をさまよっていたバレリーを赤い羽根のマントの男が襲い、彼女は初めての甘い快楽に酔った。その男の正体がわからぬまま、数日、そんな快楽の日を送っていたバレリーは、やがて、その夢が破れ去る日をむかえた。屋敷に忍びこんできたティモシーがバレリーを襲い、逃げまどう彼女を、あの作家のショーンが助けた。彼の胸に身を寄せた彼女は、その時、彼こそが「影」の存在であったことを知ったのだった。

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