団地・七つの大罪

団地・七つの大罪
1964
87分
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〔虚栄の罪〕中村太郎と花子夫婦は、十数回目の空室募集に当り、団地族の仲間入りした新入生。六畳一間の間借り生活ではままならなかった夜の夫婦生活も厚い壁に仕切られた、この部屋ならOKと、二人は大張切り。あげくに新婚気分をもう一度とダブルベッドを買うことになった。 〔覗きの罪〕大学教授花井正男は双眼鏡で各家庭を訪問するのを最大の楽しみにしている。ところが、妻のみどりは、攻撃不足の夫に体質改善を要求し、連日ニンニク料理の大攻勢。また花井家へ時たま現れる雑誌記者高木は大のニンニク・ファンで、みどりとの仲は同地婦人の耳をそばだてるほど。 〔己が罪〕松田は妻の信江が大天地教の信者で、子と一緒に田舎暮しをしているのいいことに、同じ団地のゆかりと連日情事にふけってした。ところがある日、神様のお告げで信江が子供を連れて上京してきた。そしてゆかりと顔を合せたから大変。二人の女はものも言わずに静かなる対決。 〔やりくりの罪〕碁好きな三谷一郎は、ある日碁盤がなくなって大騒ぎ。なんと碁盤は合理的生活を目標にする洋子夫人の手で、バザーに出され、今は電気掃除器やコーヒーサイホンに化けていた。おまけに、子供康夫の積み木までなくなった。二つの品物は同じ棟の友人佐藤家におさまっていた。 〔過淫の罪〕川島弘二と由美子夫婦は1DKの住人。2DKから比べると水洗の音も一段とハデで「華厳の滝に巻きこまれた夢をみちゃった」と大コボシ。子供が出来れば2DKに移れるというので由美子は大張切り。しかし弘二はつかれはててシッポをまくばかりで会社の仕事も手につかないありさま。 〈嫉妬の罪〉勤め帰りの木村宗平と買い物帰りの青野すみ子が乗ったエレベーターが故障で三階と四階の間でストップした。非常電話を受けた管理事務所では、エレベーター会社に手配すると共に二人の家庭にこの事故を告げた。さらに噂は団地中にひろがり、あれやこれやと浮いた噂が次々とつたわっていった。 〔文明の罪〕団地婦人部会の働きで、団地にセルフ・サービス・クリーニング機が設置された。ところが外国かぶれした婦人団の衆議一決でクリーニングは亭主族の役目となった。

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