一年前、ある事件をきっかけに日本から逃げるようにやってきたヤクザ・島(豊川悦司)は、地元のボスであるガオ(マイケル・ホァン)の庇護のもと、ひっそりと生きていた。ある夜、台北の屋台で牧野(妻夫木聡)という男が島の前に現れ、自分のことを憶えていないかと尋ねる。島は牧野を訝しるが、“あのパーティー会場にいた”という一言で、牧野を完全に無視することができなかった。それは、一年前に島がボディガードを務めていたシンルー(ニッキー・シエ)という女性が不審死を遂げたパーティーのことだった。彼女の死を引きずる島にとって、事件の真相を知っていることをほのめかす牧野は放っておけなかった。島をガオに紹介した日本のヤクザ・加藤(大鷹明良)が島を訪ねてきて、牧野の写真を見せて殺すよう指示する。牧野が命を狙われていることを知った島は牧野を問い詰めるが、答えはない。島は真実を語ろうとしない牧野を車に乗せて、台湾東海岸の町・花蓮に向かう。二人がバーに立ち寄ると、シャオエン(ニッキー・シエ)という日本語を話す台湾人女性と出会う。シンルーそっくりの容姿に、牧野は密かに驚き、島は心が砕かれるほどの衝撃を受ける。牧野と島は、大きな屋敷に一人で暮らしているシャオエンの家に泊まることになる。シャオエンは唯一の肉親である母親との問題を抱えていた。それぞれ問題を抱えている三人が共に過ごすうち、それぞれの心を溶かしていく。一方、台北にスーツ姿の男・346(カイザー・チュアン)が現れ、やがて花蓮にまで迫っていた。牧野と島の逃亡を助けたガオたちを手にかけた346は、次にシャオエンの命を奪う。自分の罪が招いた犠牲に耐えきれず、牧野は真実を打ち明ける。島は慟哭する牧野に怒りを露わにする。初めて感情をむき出しにした二人が向かう場所とは……。
人の夜の悪さえ包み込む、驚嘆の”山水映画”第二弾❗️
『西湖畔(せいこはん)に生きる』都度課金中⛰️
WATCHAストア
人の夜の悪さえ包み込む、驚嘆の”山水映画”第二弾❗️
『西湖畔(せいこはん)に生きる』都度課金中⛰️
WATCHAストア