ノストラダムスの大予言
ノストラダムスの大予言
1974 · ホラー · 日本
114分
東京の街中にある西山環境研究所。所長の西山良玄は今日も若い所員達を指揮して、大気汚染の分析にとりくんでいる。現在のまま自然破壊や大気汚染が進めば、異常気象の原因ともなり、早魃や冷害、洪水を招き人口増加に伴う深刻な食糧危機となる。そして地球破滅、人類滅亡の日はノストラダムスの予言通り、確実に近い将来現実のものとなる。良玄は学者の立場から精力的にそのことを訴え続けるが、公害摘発の態度に対する企業からの報復、妨害も行なわれた。良玄の娘まり子は、報道キャメラマンの中川と将来を誓い合っていた。中川の故郷は豊かな漁村で、父はその漁協の組合長として平和な暮しを送っていたが、ある日突然襲来した茶褐色の帯--赤潮の発生は一夜にして豊かな海の資源を全滅させてしまった。