1949年。英国の片田舎。没落貴族のコール家は、ハーバートなるカエルも棲まうゴシック調の陰気な屋敷。主人のヒューゴ・コール卿(アラン・ベイツ)は古生物学者で恐竜研究に没頭する毎日。妻のハリエット(テレサ・ラッセル)はアメリカ人で、そんな夫に欲求不満が爆発寸前。娘クレオ(レナ・ヘディー)は親が猛反対する詩人シドニーと熱愛中。そんな館に新しい執事フレッジ(スティング)とその妻ドリス(トゥールーディ・スタイラー)が着任。エレガントだがどこか不気味なフレッジ。やがて彼は一家全員を篭絡していく。夫人のハリエットを誘惑し情事に溺れさせ、ヒューゴ卿が潜在的ホモセクシャルだと悟ると彼を恐喝。娘クレオにも迫るが彼女がなびかないと知るや彼女の恋人シドニーと関係を結ぶ始末。一方、妻のドリスは酒びたりの毎日。ある日、シドニーが失踪。フレッジは事件を彼の母親ギブレット夫人(アンナ・マッシー)にひそかに耳打ち、地元の警察を混乱させる。シドニーの自転車だけが沼地で発見され、彼の死を皆が信じた。フレッジを怪しむクレオは彼をなじるが相手にされない。自分で息子の行方を追っていたギブレット夫人は、シドニーの遺体の一部を発見。シドニーは豚のエサになっていて、彼を食べた豚はポークハムになってコール家の食卓に並んでいた。ヒューゴ卿の友人で養豚業者のジョージ・レッキー(ジム・カーター)が逮捕され、卿は友を救うべくフレッジに詰め寄る。が、逆に彼から卿の指紋と血がついた凶器の恐竜の骨を見せられ、もみあったあげく頭を打って廃人状態に。フレッジの悪事を言い立てながらも証拠をあげられないクレオは、思い余ってフレッジの毒殺を計画。カエルのハーバートから採取した毒をフレッジのパイプに仕込む。今や屋敷を手中にしたフレッジはハリエットと広間で優雅にダンス。それを静かにみつめながら、ヒューゴ卿は目を閉じる。パイプを吸ったのは彼だったのだろうか?ヒューゴ卿はやがて亡くなり、フレッジが屋敷の主人となった。真相を知るものは誰もいない。
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