クロガラス3

新宿歌舞伎町。金さえ払えばどんな依頼でも引き受ける解決屋“クロガラス”の神崎黒斗（崎山つばさ）のもとには、絶えず依頼が舞い込んでくる。ある日、彼の事務所にかつてこの街で四天王の一人と呼ばれた真柴理玖（渡部秀）がやって来る。仲間を裏切り、金を持ち逃げした過去をもつ理玖だったが、再びこの街で一旗揚げようと解決屋“ホワイトナイト”を立ち上げるという。彼と同じチームにいた神崎の相棒・悠哉（植田圭輔）は、裏切られた辛い過去を思い出し激昂する。やがて“ホワイトナイト”は、汚い手口で勢力を拡大、“クロガラス”の邪魔をするようになってゆく。そんななか、政治家・権藤の愛人・香月沙織（越智ゆらの）が行方不明となる。クロガラス、そしてホワイトナイトに捜索依頼がくるが、それは「この街に解決屋は2つもいらない」と考える加奈井組組長（菅田俊）の思惑であった。成功すれば多額の報酬金を手にし、失敗すればこの街から抹消される。それぞれの解決屋は必死に沙織を探し出すが、そこには思いもよらぬ事実が待ち受けていた……。