マリー、もうひとつの人生

26歳の誕生日を迎えたマリーは、その日初めて出会ったポールと一夜を共に過ごす。ところが翌朝、マリーが目覚めてみると、なぜか彼女は一足飛びに15年先の未来にいるという驚きの世界が待ち受けていた。いまや彼女は41歳で、夫のポールとの間にひとり息子をもうけ、エッフェル塔のすぐそばで裕福な暮らしを営んでいた。その間の記憶が一切なく、自分でもわけが分からないまま、彼女はその生活に適応すべく奮闘するのだが……。