ある古びた列車の中。退屈そうな顔をした中年男が、車内を見回してギョッとした。なんと乗っているのは屍同然の老人たちばかり。それに反して対向車線には、華やいだ女性たちでいっぱいの列車が停っている。慌てた男は急いで乗り替えようと窓をあけようとするが、どの窓も開かない。やがて列車は無情にも出発し、霧の中を進んでいく。そして着いた先は塵の山--THE END--これは映画のラストシーンだったのだ。
異世界へー再びー
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