イン・ザ・スープ
In the Soup
1992 · コメディ/ドラマ · アメリカ, フランス, ドイツ, 日本, イタリア, スペイン
93分



ニューヨークの安アパートに住むアルドルフォ(スティーブ・ブシェーミ)は、貧しい暮らしと戦いながら映画製作に情熱を燃やす青年。彼は隣に住む美人ウェイトレス、アンジェリカ(ジェニファー・ビールス)に秘かに恋心を抱いている。生活のため、いんちきプロデューサー(ジム・ジャームッシュ)の仕事を引き受けたが金にはならない。いよいよ金に困った彼は、大切な自作の脚本を売りに出した。
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矢萩久登
4.5
今年で開館50周年を迎えた目黒シネマさんのGW興行は『~ミッドナイトムービー セレクション VOL.1~』と題したアメリカのアートハウスシアターにおいて70年代を中心に深夜上映されたカルト映画を集めたプログラム。 本日1本目は1992年サンダンス映画祭グランプリを獲得した『イン・ザ・スープ』。 『イン・ザ・スープ』(1992年/93分/35mm) 映画監督を夢みる青年アルドルフォ(演:スティーヴ・ブシェミ)と彼のスポンサーとして名乗りを上げるがアルドルフォに犯罪の片棒を担がせ続ける謎の初老ジョー(演:シーモア・カッセル)、アルドルフォが恋焦がれ自作のヒロインとして切望する隣の人妻アンジェリカ(演:ジェニファー・ビールス)の三人の関係を通じて青年と初老に間に育まれる友情や、ヒロインとの淡い恋を描く情緒溢れる佳作。 『レザボア・ドッグス』(1992)『ファーゴ』(1996)『コン・エアー』(1997)など一癖も二癖もある超個性的な登場人物を縦横無尽に演じるスティーヴ・ブシェミから一転、本作ではひたむきに映画監督を夢みる実直な青年を演じておりますが、若さ溢れる名演をみせてくれます。 ヒロインのジェニファー・ビールスは『フラッシュダンス』(1983)出演時と変わらぬ美貌で驚きましたね。
my life
4.0
かねてから、もう一度観たかった「イン・ザ・スープ」を超久々に再鑑賞してみた。主演は今も大好きなスティーヴ・ブシェミ。いつの間にかU-NEXTに配信されていたので飛び付いてみた。 今よりもっと若い時は大して詳しくも無い癖に、ミニシアター系の作品を背伸びして観ている時期があった。今も、相も変わらず詳しくは無いがミニシアター作品の魅力はとりわけ大きい。 あれ、当時は「夢の降る街」と言う邦題のようなタイトルが後ろに付いていた記憶があるが…今は無いのかな。まぁ、どっちでも良いが当時は「夢の降る街」と言うフレーズがピタリと当てはまる印象が強かったのである。 物語のベースにあるのは映画製作のお話。いや、正確には映画を作りたい…ってなだけで具体的な撮影とかはしていない。そう、ジョーが登場してからは彼の独壇場でもあるのだ。 家賃も払えないアルドルフォは書き留めた脚本を売りに出す。関心を抱いたジョー。今にして思えば偶然にして必然な出会いなのかも…なんて感じてしまう。 モノクロームの映像は今の時代に観るとやや古臭く思えるが90年代特有の味が懐かしくも良い感じで浸ってしまう。 いやぁ、久々に観たが思いっきりハマってしまったかな。ジム・ジャームッシュも出演しているし…味わい深さが、たまらなく癖になる小粋な作品だと再び感じたのである。
うにゃ
3.5
ネタバレがあります!!
平凡
5.0
予告でもうすでに私も撃たれてたけですが(ジム・ジャームッシュ出てる!若い)本編のっけからもうたまらんのです。それこそジャームッシュやカウリスマキなどオフビートでキッチュ。大好き。2人の唄う取り立て屋。羽毛が舞うなかにいる天使。車のライトに照らされて外で踊るおじさん。などなど。 劇場で見てる最中ハッとしたのが、(正確なセリフじゃないけど) 脚本書きでそこら辺にあるものじゃなく偉人たちと並ぶようなオリジナルを生み出したいというしむしアドルフォに対し、ラブストーリーを書け、きみは有能だし色んな恋愛がある誰誰など気にしてかくな、偉人を引き合いにするんじゃない自分を信じろ。(偉人くだりは思い込みかな?)みたいなセリフに私もなにかあえて影響されたものを残したく名前や何かで登場させたくなるし、何より自信がないから良さそうな…と他人を気にしちゃうのをやめたい。と強く思いました。が、冒頭でニーチェとドストエフスキーが出てきたり、タルコフスキーのポスター貼ってたり、やっとるやないかい!(タルコフスキーってとこもまたいいよ)
ロアー
4.0
噂に聞きしブシェミのオシャンティ映画! おじさんにモテモテなブシェミが、耳をペロペロされたりキスされたりテレビカメラの前で全裸を要求されたり、とにかくセクハラされてる映画だった。 何一つ間違ったことは言ってないものの語弊を招きそうなので(確信犯のくせに)ちゃんと説明すると、お金が全然ないけど映画を作りたくて分厚い脚本を書いているブシェミが、耳ペロおじさんに出資してもらえることになって、隣に住んでる好きな女性をヒロイン役に口説いて映画を作ろうとするお話です。 全編白黒だし、映画の雰囲気がジム・ジャームッシュ作品っぽいなぁ~と思っていたら、ジム・ジャームッシュ本人が出てきた。監督のことを考えてたせいで実体化させちゃったかと思った。 とにかく耳ペロおじさんがぶっ飛んでる人で、めちゃくちゃ陽気でうさん臭くて、ブシェミに対する態度がまるきりチワワをかわいがってるようだった。ペット感覚でブシェミにチュッチュしちゃう耳ペロおじさん。 まあとにかく怪しい人なので、お金の出どころはもちろん犯罪がらみ。 それに巻きまれて訳の分からないことを強要されるチワワ...ブシェミを楽しむ映画だった。 こんなヤバそうな内容なのに、実は監督(ヒロイン役のジェニファー・ビールスの夫)の実体験を元にした映画だそう。 無名の脚本家にギャングがポーンとお金を出して映画作ろう~って...え、現実にもそんなことあるの?でも日本でいうところのバブルみたいな時代なら確かにあるかも。監督も耳ペロペロされちゃったのかしら? チワワなブシェミ目当てで観たものの一粒で二度おいしくて、サムロも出てた。チワワが思いを寄せるヒロインの家に住んでいて、ここら辺ちょっと見逃しちゃったのでよく分からないんだけど、ヒロインの弟なのかな? 知的障害がある役なんだけど、サムロの純真無垢な笑顔がヤバかった。しかもふわっふわの羽毛が舞い散る中、鳩を持って登場したので天使かと思った。ちょい役なので2回の登場シーンの時間を合わせても5分に満たないけど、サムロ摂取の満足感はたっぷり。
りょくう
3.0
664
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