ザ・キッチン

70年代後半のニューヨーク・ヘルズキッチン地区。アイルランド系ギャング3人が逮捕され、生活に困ったその妻3人で、夫のシノギを引き継ぐが・・・という話。  刑務所に入ったメンバーの家族に対しての冷遇や、お金をもらってるお店に対して何もしてやらないなど、ダメダメ組織に対して、女達はちゃんと見返りに用心棒をしてやったり、「何か困った事はないか」と聞いてやったり、ドン・コルレオーネばりの振る舞いでみんなに好かれていく。  女達が金を手にするにつれて、身なりが派手に美しくなっていく様子も楽しかったです。シノギが大きくなるにつれて、もちろん身内からもイタリアンマフィアからも目をつけられて大変。でもユダヤ人達の事は脅して言う事聞かせるのがおかしかったです。  主役の3人が全員すてきで、メリッサ・マッカーシーの貫禄と優しさを兼ね備えた風格も、ティファニー・ハディッシュというとってもきれいな黒人の役者も、エリザベス・モスのだらしなエロスも、よかったです。  日本では劇場公開がなく配信のみで、確かに地味な作品だけど、ちょっと変わったマフィア・ギャングものという点で、とても楽しみました。  あと、エンドロールが何だか唐突な気がする程、すごくスタイリッシュでかっこよかったです。

俳優陣と選曲だけのスコア。 この作品を見て思ったことは 私はドーナル・グリーソンがとても好きなんだと確信した笑笑 それだけだった。