レビュー
レビュー
wishgiver
4.0
9.11で家族を失って壊れてしまった主人公を演じるアダム・サンドラーの演技がただただ素晴らしくて泣ける。 そして彼を救おうとするドン・チードルの持つ温かさがとてもマッチしてて、NYの街並みと音楽も心地よい。 キャスティングが神、スクリーンで観たかった。
3
0
いいね
【森】
5.0
ボロボロに傷ついて更に傷ついた先にある優しさと 心の回復とは医者や他人が決めることでは無いのかも。 仕事もプライベートも充実している不自由な男と、何も遺されてないけれど自由に生きる男が出逢い、芽生える友情。 どちらが恵まれているとかではない。幸せとは他人の物差しで測れるものでは無いと感じた。 BluRayが見つからないのが残念。音楽も100点。 最近の映画は邦題が原題まんまか改悪か失敗が多いなか。 この邦題はこの映画が好きな人が考え抜いたのだなと個人的に思った。 泣きたい時、優しくなりたい時の自分用サプリ。
1
0
いいね
Izumi
4.0
「ものすごくうるさくて〜」みたいに、心に受けた大きな痛手を受けた場合、人はどんなふうに修復していくのか、手探りな心の軌跡、そんな映画が好きなのかもしれない。この映画もずっと気になっていた。 人は、愛する人が死んだとき遺体にちゃんと向き合わないとその人の死を受け入れることがなかなか難しい、と聞いたことがある。飛行機事故のような場合だ。 あまりにも自分に開いてしまった穴が大きすぎると、その穴を覗き込みたくないばかりか、そんな穴は存在しないのだと拒絶してしまうのだろう。脳の防御反応。 そんな痛みが痛切に伝わってきて、どうしたらこの彼はその穴をもう一度客観的に見つめ直せるのだろう、と観ながら考えていた。それを見つめ直すところから新たな一歩があるから。 コミュニケーションさえ難しくなってるくらい変容してしまった彼のそんな痛みにあえて向き合うことで、その親友も自分の心の中を探っているのだ、ということがまた良かったと思う。だって、こんな風になってしまった人を助けたいだなんて、普通のありきたりの親切心ではとても無理だから。君が本当に大切なんだよと、そんなふうに全身で伝えないと伝わらないから。 原題が素晴らしい。あぁ、そういう意味だったのね、と終盤その曲が出てきて締め付けられた。 いい映画でした。
1
0
いいね