カッコーの巣の上で
One Flew Over the Cuckoo's Nest
1975 · ドラマ · アメリカ
133分



1963年9月のある日、男が1人オレゴン州立精神病院の門をく ぐった。その男ランドル・P・マクマーフィ(ジャック・ニコルソン)は刑務所の強制労働を逃れるために気狂いを装っていた。そんな彼を担当医のスパイビー(ディーン・R・ブルックス)は深い興味をもってながめていた。そのマクマーフィが初めてディスカッション療法に参加した。病院は絶対権をもって君臨する婦長ラチェッド(ルイーズ・フレッチャー)の専制のもとに運営されていた。インテリ患者ハーディンを始め、他の患者たちがまるで生気のない無気力人間になっている事実にマクマーフィは驚いた。翌朝のディスカッション療法の席上、マクマーフィはワールド・シリーズの実況をテレビで見れるよう日課の変更を要求した。ラチェッドは一蹴したが、病院の方針により評決は患者たちの投票に委ねられることになった。しかし、賛成投票したのはチェズウィクとテーバーの僅か2人だった。患者たちの協力が必要と感じたマクマーフィは運動を開始した。
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Elitsp0715
4.0
【男が求めたのは、閉鎖された空間からの脱出(エスケープ)】 舞台は1960年代の精神病院 罪を犯した男、マクマフィーは刑務所での労働から逃れる為、精神を病んだふりをし、精神病院へと送られる。 しかし、そこで彼が目にしたのは、生気をなくし、ただ日々を過ごす患者たちであった。 部屋の中でただ、ぼーっとしている男、チーフ 吃音症のビビットの他にもある事がきっかけで子供のように喚く患者や、話を独自の理論や御託で難しくする患者など、症状は様々 そんな患者達をまとめている婦長とマクマフィーは反りが合わない。 何にでも規則規則と自由を許さない婦長に対して、柔軟性を持たせろと詰め寄るマクマフィー しかも、精神病院に拘束されるのは数日と思っていたマクマフィーは、精神病院には拘束期限がない事を知らされ、脱出を試みるょうに 更には、精神病院の患者までを外に連れ出す始末。 そして、事件はクリスマスの夜に起こる。 脱出を翌日に決行しようと企むマクマフィーはその前日に女性を2人精神病院に連れ込み、患者達全員で盛大なパーティを開く。 しかし、いざ脱出をしようとした時に突如睡魔がマクマフィーを襲い、そのまま夜は明けてしまう。 盛大に荒れに荒れた病院内を見た婦長の怒りは絶頂に。 女性と一晩を共にしたビビットに対し、ビビットの母へ事の始末を伝えると脅すと、ビビットはその後、首を切り自殺してしまう。 それに逆上したマクマフィーは婦長の首を絞める マクマフィーはそのまま病院の奥へと連れて行かれてしまうのであった…… -------------------- 昔、挑戦しようとし、最初で諦めた作品 なかなかに表現がリアルで、少し、うっ!!ってなる事も…… 最後の最後に あーそういう事になんねや と同時に、そうかそれが実際に行われてた時代かぁーーとなり めちゃくちゃ恐怖でした。 昔、ロボトミーの事を知った時には 集団心理って怖いなって本当に生きてきた中で一番ぐらいの衝撃を受けた記憶があります。 もしかしたら、今実際に普通に行われてる事が 50年後の人には「え、ありえへん」と思われる事があるかも知れないですけどね ジャック・ニコルソンの怪演は常にある意味鳥肌もので、バットマンの時もそうでしたが、あーこの人にしか出来ない演技って結構ありそう、と思ってしまいました。 映画見た方は必ず、タイトルの意味は調べた方がいいですね^ ^ 日本人には馴染みのない知識ですので
about movie
3.5
クズに見えた主人公は見るうちにどんどん自分を持った男なんだと思った。 逆に一見まともそうなことを言っていた婦長は、一般論の裏に残虐な一面を潜めていた。 お前たちはおかしくなんかない、という主人公の言葉が胸に突き刺さる。何がおかしいかなんて、結局自分で決めることなんだろう。
hanako
4.0
2021/2/15 隔離精神病棟を舞台に、『人の尊厳』という普遍的なテーマを描きます。時代を越えて【傑作】と言われ続ける訳だ…納得の面白さ。 ◆ ものすごく恐い映画だと聞いてて長年観れなかったけど、爽やかでコミカルなシーンも多くて、良いイメージギャップでした(勿論恐い内容ではあります)。キャッキャと無邪気にはしゃぐジャック・ニコルソンは、見てるだけでこちらも楽しくなってしまう。盗んだ船で大海原に出ていくシーンは、みんな生き生きとした表情ですごーく好きでした。 ◆ (余談) よく《バッドエンドの映画》として紹介されているのを見るけど、そうかな…?確かに大団円ではないけど…いや、そもそもこの映画でハッピーエンドって何だろう?
ダニーダン
5.0
精神病棟という社会を借りて 社会の 体制側の人間と 反体制=ジャックニコルソン の 笑いと 感動と 実はたいへん重たいテーマも盛りこまめれた大名作です 怠け者で 乱暴者 楽しいことが大好きで いいカッコしいで 酒と女とギャンブル好きで 束縛されるのがイヤな自由人 でも 自身に関わるどんな人間も分け隔てなく 同じ目線で同じ対応で接することが出来る!根っこはとっても熱いヒューマニスト そんな主人公マクマーフィー! この役がまた ほんとうに 私の超大大ファンの ジャックニコルソン様が はまる はまる 私個人的には ジャックニコルソン主演映画中でも はまり役No. 1 まだメジャーになるまえの ダニーデヴィート バックトゥーザフィーチャーの クリストファーロイドなどが 脇を固め 看護婦長役のルイーズフレッチャーが これまた にくにくしいほどの静かで迫真の熱演! 1975年公開の作品ですが 当時はまだまだ 精神病院の内幕など 映画化するのは なかなか たいへんだったかと、、 今でもこーいうテーマを前面に掲げた作品は中々少ないですが、、、とにもかくにもこの作品 父カークダグラスが頓挫していた 映画化権を息子マイケルダグラスが譲り受け 何年かごしに ようやく映画化に こぎつけた 超渾身の一作 今観ても 一切色褪せることなく 冒頭からラストまで 余すことなく惹きつけられます いまどきの ナンチャラ党や なんちゃら会社などのような お金じゃなく 名誉でもなく 権力がほしいわけでもなく ただ ただ 真摯に純粋に人間としての当たり前の権利 自由がほしい それを勝ち取るために マクマーフィーの流儀と美学で あの手この手で、、試行錯誤くりかえすのですが、 でも結局 心根の優しい人は 圧力と建前の規律の厳しい 体制側には やられちゃうんですかねぇ、、、 でも そこは カッコーの巣の上で! マクマーフィーさん 名誉も金も残せなくても 人は残していくんですね! マクマーフィーのシッカリとした 熱いブレない強い意志を持てるように チーフという 寡黙な男を! ミロスフォアマン監督 アマデウスも 最高でした!
こばやかわ
4.5
終わりが切なくて遣る瀬無い気持ちになりました。ネタバレです。 ロボトミー手術をうけ植物人間となったマクマーフィを殺す事で救出したチーフ。 チーフは逃げて母なる大地へ走るラスト 見た映画であ〜これ見たけど最後どうなるんやっけかな? って最後まで覚えてない映画っていっぱいあると思うんだけど、この映画のラストは、脳裏に焼き付く程印象的でした。 カッコーの巣の上でという映画タイトルが秀逸 カッコーという鳥は、自分の卵を他の鳥の巣に置いて、自分の子を自分で育てない。産み落とすだけ。 そして、ヒナも当然のように居座って元ある卵を巣から落として、親鳥からの餌を当たり前に貰い、親鳥も自分の巣にいるヒナは自分の子供だと思い餌を与え続ける。 そこにいる もの になんの疑問持たずに。 マクマーフィは終盤逃げ出すチャンスがあったのに逃げなかった。逃げられなかった? 自分は外では生きられないって躊躇っていたからだと思いました。 カッコーの巣の上(病院)にいたらなんの疑いもなく、自分らしく生きれたのに、カッコーの巣の外に出たら、たちまち生きていけなくなるような気がしたんではないかな。
隣の唐十郎
5.0
自由に生きる事への人間賛歌。 人の自由意思を奪う暴力装置として描かれる、隔離病棟や当時の医療が恐ろしい。 ジャック・ニコルソンの天真爛漫な演技が絶品。 〈レビュー補足〉 重たいテーマですが、生きることの素晴らしさが実感できる感動作です。 物悲しくも優しいテーマ曲が心に沁みます。 タイトルは[精神病棟]の例え(あまり良い意味ではないみたい)。 若い頃のクリストファー・ロイド(バックトゥザフューチャーのドク・ブラウン)も出演してます。
Tsukky
3.0
ジャック・ニコルソンの演技が本当に凄かった! 演技で顔を真っ赤にできるって天才だな… 生きるって事は単に生きていること(日課)ではなくて、自由に生きるってことなんだと思った。だからこそ、ラストのチーフの行動なんだと思った。 「バックトゥーザフューチャー」のドックが若くてびっくりした。 モーガンフリーマンが見張る側の役なのも、「ショーシャンクの空に」と逆で面白いなと思った。
Yuji Hattori
3.0
ロボトミー手術。 我々が人間たり得る根本の前頭葉を切り取ってしまう手術。 アメリカではわずか一年で600件もの手術が一気に行われたとか。しかも死亡率は高い。 我が国においても1人の医師が500件以上のロボトミー手術を行ったことがわかっています。 でも当時は必要悪どころかノーベル賞まで受賞してるんですよね。 だから本作は演技やキャラクター、脚本の素晴らしさと共に我々人間の愚かさも浮き彫りにするもの。 省みるに、現代においてもロボトミーと大差ない対処をしているケースは少なくないと思います。 それは疾患であれ、人間性であれ。 面白いとか愉しめたとか、そういう評価基準がまるで当てはまらない孤高の一作。 故に☆3つ。静寂なラストシーンから何を学ぶ。
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