現代のサンフランシスコ。とある部屋で、マスコミでのし上がろうとする野心的な若者クリス(クリスチャン・スレイター)が、漆黒の髪の美青年ルイ(ブラッド・ピット)へインタビューを始めたが、その内容は驚くべきものだった。18世紀末の米ニューオリンズ。フランス移民のルイは当時25歳。最愛の妻と娘を亡くして絶望する彼に、美貌の吸血鬼レスタト(トム・クルーズ)が近づく。彼は、人間らしく揺れ動く、繊細な魂のルイに興味を覚え、永遠の命を共にする伴侶として彼を選ぶ。首筋にレスタトの牙を立てられて死亡したルイは、間もなく吸血鬼として蘇生した。だが、彼は大胆で冷酷なレスタトとは対照的に、他人の命を奪って生きることに耐えられない。レスタトは瀕死の少女クローディア(キルスティン・ダンスト)を自分たちの同族に仕立て、ルイに与える。クローディアはルイと違い、吸血鬼の生活にすぐになじんだ。次々と人間を襲い、その血を吸う彼女の心は成長しても、体は子供のままだった。彼女はその悲しみといらだちをレスタトにぶつけ、やがて彼を殺してルイと2人で遠くへ旅立とうと計画する。
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