オール・アバウト・マイ・マザー
Todo sobre mi madre
1999 · ドラマ · スペイン, フランス
101分
©1999 - EL DESEO - RENN PRODUCTIONS - FRANCE 2 CINEMA



マヌエラ(セシリア・ロス)は、女手ひとつで息子を育てた。だがある日、大女優ウマ・ロッホ(マリサ・パレデス)にサインをもらおうと道路に飛び出した息子が交通事故で死亡。息子の死を別れた夫に知らせようとマドリードからバルセロナへ来たマヌエラは、妊娠したシスター・ロサ(ペネロペ・クルス)と同居を始める。ロサは実はマヌエラの元夫の子どもを妊娠していたのだ。
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dreamer
5.0
全ての人は母から生まれる。命の源である母とは一体、何だろう? ----ということを考えさせてくれ、そんな母なるものを見事に描いたのが、このスペインのペドロ・アルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」だ。 傷つきながらも励まし合い、たくましく生きる女たちの姿は、気高い。 そんな人生の素晴らしさを感動的に伝えてくれる映画だ。 この映画には、今の人間社会が抱える様々な問題が出てくる。臓器移植、エイズウイルス、シングルマザー、性倒錯、同性愛----。 この映画の登場人物はみな、今までの規範を頼りにしては生きられない人たちだ。 闇の中を手探りで歩いていくように、独自の生き方、死に方を探り当てていく。 そして、規範からはずれた生活をしていても、決して愚かではない。自分の頭で考え、自分の脚で立っている。 どん底から自力で這い上がる、たくましさと聡明さを持った女たちだ。 それがこの映画を、珍しく清々しい女性映画にしていると思う。 最愛のひとり息子を交通事故で失い、悲しみに打ちひしがれたマヌエラ(セシリア・ロス)は、故郷のバルセロナへと向かう。 目的は、息子が生まれたことさえ知らせず別れた、元の夫に息子の死を知らせるためだ。 だが、この元夫は、ゲイであり、エイズウイルス(HIV)に感染して行方不明になっていた----。 原色を大胆に配した色彩感覚、クローズアップの顔。それに耐える役者たちの力強い個性。 そして、刻み込まれたシワまでが美しい。 シリアスさとユーモアが混じり合った、ペドロ・アルモドバル監督の独特の語り口は、悲しみも喜びもある、本物の人生を映し出していると思う。 「欲望という名の電車」や「イヴの総て」など、過去の名画が物語の中に巧みに織り込まれていて、女らしい甘さもたっぷりあって、演じる女優たちがみな、その役柄を本当に生きているように、実にうまいのにも感心した。 その中でも、何と言ってもペドロ・アルモドバル監督映画の常連で、女の苦労もたっぷりしてきた老哲学者みたいな顔をした、大女優役のマリサ・パレデスが、特に素晴らしい。 元夫を捜すうちに、マヌエラが巡り合う人々。母にならなかったレズビアンの大女優、HIVに感染したまま妊娠した修道女、母にも父にもなれなかったゲイの友人----。 このマヌエラを含めて、彼女たちは悲しみを背負いながらも、母のように優しい。 失われた命、新しく誕生した命を、我が子として慈しむ彼女たち。 母性は全ての人の内にあり、母の愛は様々な愛の原型なのかも知れないと思わせる。 母へ、女性へ、そして命への賛歌。心を洗う珠玉の名作だ。 なお、この映画は公開後、世界中で絶賛され、1999年度のアカデミー賞で最優秀外国語映画賞、同年のゴールデン・グローブ賞で最優秀外国語映画賞、NY映画批評家協会賞・LA映画批評家協会賞の最優秀外国語映画賞、カンヌ国際映画祭の最優秀監督賞、英国アカデミー賞の最優秀外国語映画賞・最優秀監督賞、フランスのセザール賞の最優秀外国語映画賞をそれぞれ受賞しています。
路傍の骨
4.0
こころのイタミは他者の様々なイタミの中で共有され濃淡が綺麗な模様となり、人生を彩っていく。
ご自由さん
3.5
私には考え及ばない内容。その意味では自身の体験、経験、人生にない別世界。いつも思うのだが映画は予想だにしない、奇想天外な、信じられない、驚愕な等で表わされる作品が多いが、この作品はこれに該当するのか、またはシリアスなリアルな作品なのか判断に苦しむ。
トミダ栞里 Shiori Tomida
4.0
. 女に産まれてよかった! . 「本物の女になるにはお金がかかるのよ安っぽくてはダメ 美の理想が高いほど女は美しくなれるのよ」 私は特に、女になろうとする男マドリードのセリフがとても心に刺さりました。 マドリードの高いプライドと強い志は、女の私でも見習わなくちゃいけないなぁ
사시미공주
5.0
예측할 수 없이 좋다
miserybeatle
3.5
色んな女(オカマ含む)の人間模様 息子以外は男がほぼ話に関わってないのと、別に誰に対しても共感できるわけじゃないところがいい こういう話にオカマが絡むとグッと面白くなる スペイン映画らしく小物などにも情熱が感じられて、良い映画だった
アメンポトフ13世
3.0
おすぎが生涯最高の映画として挙げている本作。何人かの母を通じて『母性』をメインテーマに描いているのですが、その視点はどこか『母親』そのものよりもこの監督自身がそうであるように性的少数者の目からみた『母』という存在を連想させ、おすぎが感情移入したのも頷けます。 そういった点から僕はおすぎ程には感情移入しなかったのですが、美しい色使い、ユーモアを交えた格調高いセリフのやり取り等、魅力的な面の多い作品でした。 例えば酒好きに向けて「飲酒」という行為で人生を描いた『アナザーラウンド』のように万人受けというより特定の人の心をグッと掴む作品な気がします。
k.k
3.0
今の自分には正直よくわからない内容だが、母という存在の大きさを感じた。命の源でもあり、すべての愛の源でもあるのだなと。
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