ツァラトゥストラハカク語リキ3.5「残された意味を探し続けている」 * * 森の中に暮らし、巨木の伐採を仕事にする男の一生を静かに語る。 * * 男の人生で起こった出来事や出会った人々を断片的に物語る中で、彼が味わった喜びや悲しみを体験出来る。 楽しい日々もあったけど、その分、悲しみが深すぎて辛い。 * * 人生の最後の方になって、人生で起こった様々な出来事が繋がる。いいね3コメント0
wishgiver4.01900年代初頭のアメリカで伐採手として生きた男の人生を描く。 両親や自身の出自も知らず、生きる意味を知らなかった男がグラディスという女性と出逢い、生きる喜びを知る。 しかし、彼の幸せは長くは続かなかった。。。 ---------------------------------------------- 「悲しみに食われそうだ」 ジョエル・エドガートンの演技が胸を打つ。 そして映像と音が素晴らしい。 あとナレーションの構成も効果的でした。 木々の触れ合う音や燃える音に包まれ、アメリカの広大な森林を感じながら、一人の男の孤独な生涯を見守る。 人生の意味を問うてくる、とてもアメリカらしい作品。 すごく良かった。 2025.12.11@Netflixいいね3コメント0
むくみよ4.0映画なのに小説を読んでる時の感覚に近い。余韻が重なっていく。 静かに儚く過ぎてゆく。幸せも悲しみも淡々と。 得たものが大きく忘れがたいので原作買った。日本語訳もどこかで出版してくれないかな。 2026-5いいね1コメント0
cocoa4.0原題も「Train Dreams」。 20世紀の初め、アメリカのアイダホ州で森林伐採をする労働者の男を描いたストーリー。 原作小説を基に(多少は変更された箇所も)、一人の謙虚な男の愛と喪失を描いた内容は主演のジョエル・エドガートンの安定の演技もあって、見応えのある作品になっていました。 1917年、アメリカのアイダホ州の森の中。 鉄道の橋の建設のために多くの労働者が森の木を伐採している。 当時は大きなノコギリを両側から2人で引いたり押したりして切っている。 中には倒れてくる木により命を落とす者もいた。 ロバート・グレイニア(ジョエル・エドガートン)は寡黙でいつも人の輪から離れている。 それは彼の出自…(親の存在も知らない)そんな事から来ているのだろう。 伐採現場では中国人労働者が嫌がらせを受け、高い橋から落とされる残酷なシーンも。 当時のアメリカでの中国人差別は詳しく知らないが、亡くなったと思われる中国人労働者がその後も何度も幻のように登場していた。 人との距離を取っていたロバートは教会でグラディス(フェリシティ・ジョーンズ)と知り合い結婚する。 人里離れた小川の近くに家を建て、産まれた娘ケイトと3人で幸せに暮らすロバート。 でも季節になるとまた遠くの森に伐採手として働きに行くのですが…。 社会に馴染めないロバートがやっと手に入れた幸せは悲しい出来事により失くなってしまう。 家も家族も失ったロバートを心配する先住民のジャック。 そして生きていくためには森での仕事にも行かなくてはならない。 この辺の喪失はロバートが見る幻影や思い出の数々が痛々しいほどだった。 彼が携わった橋の建設でスポーケン鉄道も完成したが、何をやっても満たされない空虚のロバート。 森林を開拓して伐採し、「木」によって暮らしてきたけどそれが燃えるのも避けられない。 長い人生の中でロバートが何を想い生きてきたのだろうか。 失った妻グラディスと話し始めた可愛い娘ケイトの残像と共に80年の人生を終えたと言うロバート。 彼が生涯、銃を買うことも電話で話すこともなかったと言うが、広い国土のアメリカで海も見ないで一生を終えるのも当時は珍しくないのだろう。 でも晩年に彼が乗った複葉機で上空から森を見下ろした時の表情が何とも言えなかった。 その飛行体験で上下の感覚を失いながらついに全てが繋がったと思ったロバートが一瞬でも人生の意味を感じたのではないだろうか。 主演のジョエル・エドガートンの押さえた演技と森や自然の風景に圧倒される作品。 地味だけど引き込まれる内容で、彼の他の作品を見返している自分です。いいね1コメント0
Schindler's Memo4.0唐突で申し訳ないが、ショーン・ペンの映画で「イントゥ・ザ・ワイルド」というのがあったが、あれを思い出した。本作の主人公はかの主人公とまるで逆の人間であると思った。ショーン・ペンの方は、ひたすら孤独を求めて荒野へ踏み込み、結局はその孤独からしっぺ返しを受けて「悟る」のであるのだが、本作のジョエル・エドガートンはひたすらに孤独の方から愛される男なのだ。本人は家族、友人を絶対に失いたくないし、それを生き甲斐に生きようとするのだが、残酷にも天は彼に執拗に孤独を与え続ける。 アメリカの森の美しい映像と、ひたすらに静かな音楽が、より一層彼の孤独を浮き上げて淡々と進み、双翼機のシーンで「悟り」を表出し、静かにナレーションでラスト。余韻が残る映画であった。一番最初に「いいね」してみましょう。コメント0
zizi4.5先ずは映像美。大自然の美しさを切り取る術は、え?ルベツキ??と間違える程の技量。アスペクト比はワイドではない、レンズは昼間は興和、夜はZeissとの事だが、時間と灯を包む空気感をとても美しく撮る。映画である限り、先ずは映像が最重要課題なのだから大切に扱われていて、嬉しい!とても没入させてくれる。 原作は未読だが、とてもミニマルな物語に一点の悲劇が。演出もミニマルだが、主人公の人となりを深く表す小さなエピソードの連続で充分。音楽も合わせて控えめ。 仕事仲間の中国人や妻や娘や悪夢や想い出と、現実との境目が朧げ。どちらも彼にとっては等しい。彼の人生そのものが朧げなのだろう。人生とはまた、朧なんだろう。私も。かな。 とても美しく哀しく、だが優しい映画。スタッフの次作がとても楽しみ!!一番最初に「いいね」してみましょう。コメント0
ツァラトゥストラハカク語リキ
3.5
「残された意味を探し続けている」 * * 森の中に暮らし、巨木の伐採を仕事にする男の一生を静かに語る。 * * 男の人生で起こった出来事や出会った人々を断片的に物語る中で、彼が味わった喜びや悲しみを体験出来る。 楽しい日々もあったけど、その分、悲しみが深すぎて辛い。 * * 人生の最後の方になって、人生で起こった様々な出来事が繋がる。
wishgiver
4.0
1900年代初頭のアメリカで伐採手として生きた男の人生を描く。 両親や自身の出自も知らず、生きる意味を知らなかった男がグラディスという女性と出逢い、生きる喜びを知る。 しかし、彼の幸せは長くは続かなかった。。。 ---------------------------------------------- 「悲しみに食われそうだ」 ジョエル・エドガートンの演技が胸を打つ。 そして映像と音が素晴らしい。 あとナレーションの構成も効果的でした。 木々の触れ合う音や燃える音に包まれ、アメリカの広大な森林を感じながら、一人の男の孤独な生涯を見守る。 人生の意味を問うてくる、とてもアメリカらしい作品。 すごく良かった。 2025.12.11@Netflix
むくみよ
4.0
映画なのに小説を読んでる時の感覚に近い。余韻が重なっていく。 静かに儚く過ぎてゆく。幸せも悲しみも淡々と。 得たものが大きく忘れがたいので原作買った。日本語訳もどこかで出版してくれないかな。 2026-5
cocoa
4.0
原題も「Train Dreams」。 20世紀の初め、アメリカのアイダホ州で森林伐採をする労働者の男を描いたストーリー。 原作小説を基に(多少は変更された箇所も)、一人の謙虚な男の愛と喪失を描いた内容は主演のジョエル・エドガートンの安定の演技もあって、見応えのある作品になっていました。 1917年、アメリカのアイダホ州の森の中。 鉄道の橋の建設のために多くの労働者が森の木を伐採している。 当時は大きなノコギリを両側から2人で引いたり押したりして切っている。 中には倒れてくる木により命を落とす者もいた。 ロバート・グレイニア(ジョエル・エドガートン)は寡黙でいつも人の輪から離れている。 それは彼の出自…(親の存在も知らない)そんな事から来ているのだろう。 伐採現場では中国人労働者が嫌がらせを受け、高い橋から落とされる残酷なシーンも。 当時のアメリカでの中国人差別は詳しく知らないが、亡くなったと思われる中国人労働者がその後も何度も幻のように登場していた。 人との距離を取っていたロバートは教会でグラディス(フェリシティ・ジョーンズ)と知り合い結婚する。 人里離れた小川の近くに家を建て、産まれた娘ケイトと3人で幸せに暮らすロバート。 でも季節になるとまた遠くの森に伐採手として働きに行くのですが…。 社会に馴染めないロバートがやっと手に入れた幸せは悲しい出来事により失くなってしまう。 家も家族も失ったロバートを心配する先住民のジャック。 そして生きていくためには森での仕事にも行かなくてはならない。 この辺の喪失はロバートが見る幻影や思い出の数々が痛々しいほどだった。 彼が携わった橋の建設でスポーケン鉄道も完成したが、何をやっても満たされない空虚のロバート。 森林を開拓して伐採し、「木」によって暮らしてきたけどそれが燃えるのも避けられない。 長い人生の中でロバートが何を想い生きてきたのだろうか。 失った妻グラディスと話し始めた可愛い娘ケイトの残像と共に80年の人生を終えたと言うロバート。 彼が生涯、銃を買うことも電話で話すこともなかったと言うが、広い国土のアメリカで海も見ないで一生を終えるのも当時は珍しくないのだろう。 でも晩年に彼が乗った複葉機で上空から森を見下ろした時の表情が何とも言えなかった。 その飛行体験で上下の感覚を失いながらついに全てが繋がったと思ったロバートが一瞬でも人生の意味を感じたのではないだろうか。 主演のジョエル・エドガートンの押さえた演技と森や自然の風景に圧倒される作品。 地味だけど引き込まれる内容で、彼の他の作品を見返している自分です。
Schindler's Memo
4.0
唐突で申し訳ないが、ショーン・ペンの映画で「イントゥ・ザ・ワイルド」というのがあったが、あれを思い出した。本作の主人公はかの主人公とまるで逆の人間であると思った。ショーン・ペンの方は、ひたすら孤独を求めて荒野へ踏み込み、結局はその孤独からしっぺ返しを受けて「悟る」のであるのだが、本作のジョエル・エドガートンはひたすらに孤独の方から愛される男なのだ。本人は家族、友人を絶対に失いたくないし、それを生き甲斐に生きようとするのだが、残酷にも天は彼に執拗に孤独を与え続ける。 アメリカの森の美しい映像と、ひたすらに静かな音楽が、より一層彼の孤独を浮き上げて淡々と進み、双翼機のシーンで「悟り」を表出し、静かにナレーションでラスト。余韻が残る映画であった。
gooolelele
2.0
ごめんなさい。全然よさがわからなかった。好みじゃなかった。なんか、辛くて。エンディングの歌は好き
ときを
4.0
ネタバレがあります!!
zizi
4.5
先ずは映像美。大自然の美しさを切り取る術は、え?ルベツキ??と間違える程の技量。アスペクト比はワイドではない、レンズは昼間は興和、夜はZeissとの事だが、時間と灯を包む空気感をとても美しく撮る。映画である限り、先ずは映像が最重要課題なのだから大切に扱われていて、嬉しい!とても没入させてくれる。 原作は未読だが、とてもミニマルな物語に一点の悲劇が。演出もミニマルだが、主人公の人となりを深く表す小さなエピソードの連続で充分。音楽も合わせて控えめ。 仕事仲間の中国人や妻や娘や悪夢や想い出と、現実との境目が朧げ。どちらも彼にとっては等しい。彼の人生そのものが朧げなのだろう。人生とはまた、朧なんだろう。私も。かな。 とても美しく哀しく、だが優しい映画。スタッフの次作がとても楽しみ!!
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