西の王将東の大将

西の王将東の大将
1964
86分
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大学対校サッカーの、東西のキャプテン、西のウマ野郎と呼ばれた天満誠と東のアンパン野郎神田敬次郎は、卒業してからも、ライバルとしての宿命を負っていた。二人は、住丸商事に就職すると、もくもくと、対抗意識を燃やした。神田は入社式の日から、社長に認められようとスタンド・プレーを心がけ、住丸精神は誰よりも早く覚え、ソロバンの実習にも懸命だが、あったためしがないというお粗末。それにひきかえ天満は、社長の遠縁筋にあたるからと涼しい顔の毎日だ。見学、講座の忙しいある日、夜の大阪案内を天満がかって出た。息抜きに従った神田は、割勘主義の天満とは反対に、江戸っ子気質を発揮して勘定におかまいなく飲んだあげく天満から給料を借りる始末。天満の方も心得たもので、利子をさしひくと借用書を書かせるしたたか者だ。だがこの金がアルサロの悦子とのデイト資金とは、天満も気がつかなかった。喜んだのは悦子だ。翌朝疲労こんぱいして会社にたどりついた神田は、社内抜き打ち視察の社長と顔をあわせて、金一封というケガの功名にありついた。口惜しいのは天満だ。東京支社営業課に配属になると今度は、神田が天満をバーに案内した。マダムの志津子に可愛がられる神田を見て、天満はひそかに闘志を燃やした。以来天満は、大阪のド根性を発揮して、志津子をうっとりさせて、見事大阪の仇をとった。やがて社長命令で中部支社営業課に出向した二人は、急行列車の中で、美しい令嬢及川ゆり子に出会った。ゆり子は、及川産業の社長令嬢で、秘書をしているというトップレディだ。闘志を燃やした二人は、あの手この手でさぐりを入れたが、ゆり子の頭を占めているのは、及川コンビナートを創るための、後楯になる商事会社を都合することであった。話を聞いた二人は、好機到来とハッスルして、一案を練ると住丸商事の課長に提出した。富岡部長の調子の良い承諾で二人の提案は通り、ゆり子の念顔の商事会社を手中にすることができた。天満、神田の二人もライバル意識を捨てて、うれしそうであった。

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