ドリームチャイルド

Dreamchild
1985 · コメディ/ドラマ/伝記 · イギリス
94分
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1932年4月。アリス・ハーグリイヴス夫人(コーラル・ブラウン)は、付添のルーシー(ニコラ・カウパー)と共に豪華客船に乗っていた。この80歳になる老婦人は、あの有名なルイス・キャロルが『不思議な国のアリス』を書くきっかけとなったアリス・リデルなのだ。彼女は、ルイス・キャロル生誕100年祭の記念行事で、コロンビア大学から名誉学位を受けるためニューヨークに向っていた。一方、ニューヨークでは、本物のアリスの登場に新聞記者たちも大騒ぎ。彼女を取材しようとする熱心な記者たちの中にはジャック・ドーラン(ピーター・ギャラガー)やキリー・マックソン(カリス・コーフマン)の顔もあった。夫人にコマーシャル出演の話をもって現われたジャックとの会話をかわすうち、アリスは、ルイス・キャロル、本名チャールズ・ドジソン先生(イアン・ホルム)とのことを思い出していた。それは1862年、オックスフォードでのあの「金いろの午後」--。ママ(ジェーン・アッシャー)や姉妹たちとのテムズ川でのボート遊びの日。アリス(アメリア・シャンクリー)にそそがれる愛情のこもった先生の視線。彼はアリスに愛情をこめた手紙をいくつも書いていたが、それはママが燃やしてしまっていた。そのことを知っているアリス。そのボート遊びの時、ドジソン先生は、不思議な物語を話してくれた。どもりながらも必死に話すドジソン。それから一年、ドジソン先生は『不思議の国のアリス』の初版本をアリスに渡し、大人になっても大事にもっていて欲しいといった。--自分の人生が終りに近づいていることを悟ったハーグリイヴス夫人は、やっと今、この時になってドジソン先生の愛に気がついたのだった。そんなころ、ジャックとルーシーが心を通わせていた。遂に記念すべきコロンビア大学の式典の日がやってきた。大講堂は、溢れんばかりの人々でうまり、夫人がスピーチを始めた。彼女は、ドジソン先生の物語を語る声を耳にしながら、瞳をうるませて感謝の言葉をのべるのだった。

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