テリー・ギリアムのドン・キホーテ
The Man Who Killed Don Quixote
2018 · アドベンチャー/コメディ/ドラマ/ファンタジー · スペイン, ベルギー, ポルトガル, イギリス
133分
© 2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mató a Don Quijote A.I.E., Tornasol SLU


仕事への情熱を失くしたCM監督のトビーは、スペインの田舎で撮影中のある日、謎めいた男からDVDを渡される。偶然か運命か、それはトビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった。 舞台となった村が程近いと知ったトビーはバイクを飛ばすが、映画のせいで人々は変わり果てていた。ドン・キホーテを演じた靴職人の老人は、自分は本物の騎士だと信じ込み、清楚な少女だったアンジェリカは女優になると村を飛び出したのだ。トビーのことを忠実な従者のサンチョだと思い込んだ老人は、無理やりトビーを引き連れて、大冒険の旅へと出発するのだが──。
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I Am Don Quixote

Return to Los Sueños

Release the Prisioners

Waltz at the Castle

The Ride to the Moon

A Slap Dance and Kiss

邊見 猛
5.0
ネタバレがあります!!
てる
3.5
さすがテリー・ギリアム。面白かった。 かつての精彩は欠くものの、それがむしろ分かりやすくなったように感じ、おかげで楽しめた。 これはドン・キホーテを観ておいてから観た方がいいのだろうか。私はドン・キホーテを観たことも読んだこともない。なので前知識がないまま観てしまった。まぁ、前知識がなくとも楽しめはしたけど。 この作品の面白いところは、現実と夢との境目が曖昧になっていき、どちらがどっちなのか、ひっくり返ってしまったのかわからなくなるところだ。ドン・キホーテになりきっているボケ老人との珍道中だったのが、ボケ老人になってしまったドン・キホーテとの珍道中に変化していく。 現実にいた人物が衣装を着て出てきてもなんだかそれを受け入れてしまっている。違和感はある。それが夢であることはわかってもいるけど、それを夢であるからとか、いい加減に対処するのではなく、現実のようにちゃんと受け答えしていく。それがそのまま現実のように思えてきて、現実の方が夢だったのではないかとすら錯覚してしまう。 その移り変わりが見事だった。 観客はトビーと同じ視点に立って、奇妙な世界に迷い込み、彼と同じように感情移入していく。最終的にはあの老人と同じにようにヘンテコになってしまうのも、なんだか違和感を感じないのが不思議なのだ。 それにしても、ジョナサン・プライスの演技が見事だった。チャーミングなボケ老人を見事に演じていた。彼の存在なくして、この作品はなりたたない。どの役者でもダメだ。彼の容姿と彼の演技でなくてはダメなのだ。彼の一人芝居と言っても過言ではない。なんの賞にも引っ掛かっていないのが不思議なくらいだ。 やはり、テリー・ギリアムの作品は不思議な別の世界に導いてくれる。だからこそ面白い。 もう高齢だし、これが最後の作品になってしまうかもなぁ。 もっと彼の作品を観ようと思う。
Izumi
4.5
意味不明とか難解だとか言われてるみたいですが、どだい荒唐無稽なお話なのだ。でも、正直アダム・ドライバーにつられて観に行った私ですが…刺さりました。 映画は、登場人物の妄想や空想、幻想を体現するには最高の手段だと常々思ってるけれど、実際に非現実なものと、本当は実在するのにドンキホーテ(というかハビエルおじさん)には自分が棲む世界に見えてしまうもの、その映画ならではの境界線の曖昧さがいい。こちら(観者)はそれがおかしくてたまらない。でも、最初は「いい加減にしてくれよ」と辟易してるトビーがだんだんと真剣な眼差しになるように、ハビエルおじさんの哀しみに少しずつシンクロしてくる。 セルバンテスは残念ながら読んでなくて、ドンキホーテといえば私にとってはバレエ。でもあれもドンキホーテはただの狂言回しで風車のエピソードくらいしか出てこない。せめてあらすじだけでもおさえておけば、鏡の騎士にもなるほど!と思ったに違いないのに。 さて、サーベルを受け取ったトビー。ドンキホーテは永遠に。
toa
3.0
因縁の作品とは知らず、これは「ロスト・イン・ラ・マンチャ」を観てからの方が良かったかな? うっすら悪趣味というか奇天烈な世界観、なんだかんだ最後まで観てしまった。 ドン・キホーテが「幸福なラザロ」に何故だか重なって見えて、表現は違えど、愚に賢が宿るという思想は時や場所を超えてあるんだと思った。 迎合しすぎても情熱のままに走りすぎても壮大なしくじり人生になるわけで、バランス良く生きるのは難しい。 アダム・ドライバーは見た目そのままなのに、色男もクズも変人も全部そう見えるから凄いなー。クリスチャン・ベイルとは違うタイプのカメレオン俳優。
かわうそ
3.0
確か2003年くらいに ジョニーデップ版の ロストインラマンチャという作品を 見たことがあり、 それはこの映画の取り掛かり始めだった。 次々にトラブルが起きて、撮影が進まずにいた。 今となれば、それはそれで ロストインラマンチャという 企画映画になってしまった。 キャストの変更や資金繰り等で 何度も頓挫し やっと完成したこの映画。 おかしいのは自分なのか 他者なのか ひとまず主人公の目線に合わせて 一緒に旅を楽しめれば 面白い映画だったなぁと 思えるかもしれません。
zizi
3.5
執念で完成させたんですから、その信念たるやあっぱれ。脳内再現のこだわりもギリアム節全開。アダムドライバーもキュリレンコもぴったし役に合う。 その経緯だけで、在って良い映画。評価は御本人がどうぞ!
nhori
3.0
かつて夢を追う狂気の男を撮った監督が再度同じモチーフを採用しようとして挫折し、かつての場所を何となく訪れたところそこにはかつての狂気の男が生き続けており、その男に振り回されているとやがて現実も狂気の様に思われてきて、そして男は自ら狂気に侵されるという芸術方面の作品。幻想的な映像や、現実離れした現実などどちらかと言えば舞台作品の様な趣き。
NARU
3.5
監督本人がドン・キホーテ。
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