甘い生活
La dolce vita
1960 · コメディ/ドラマ · イタリア, フランス
174分
(C)1960 RTI



作家志望の夢を抱いてローマに出た青年マルチェロ・ルビーニ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、今は社交界ゴシップ専門のトップ屋となった。憧れた都は退廃と無気力以外の何ものでもなかった。カトリックもキリストの像をヘリコプターで運ぶなど、華やかな示威をした。豪華なナイトクラブでは、ローマの大富豪の娘マッダレーナ(アヌーク・エーメ)にめぐり会った。場末の夜の女の宿でマルチェロと一夜をすごすことも、彼女にとってはほんの気まぐれだった。郊外のわびしい家に帰った時、マルチェロは同棲中の愛人エンマが服毒して苦しんでいるのを見た。しかし悔いる気持も永くは続かなかった。
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dreamer
4.5
この映画「甘い生活」は、壮大な風格を持った作品だ。 撮影が特に大がかりだというのではない。 内容が、3時間という長さからさえも、はみ出しそうなほど、中身がたっぷり詰まっていて、一度観ただけでは、十分理解できたという気にはなれないくらい、豊だからだ。 それは、優れた長編小説を読んでいるような感銘を受けるのだ。 この映画の監督は、「道」や「青春群像」や「サテリコン」などのフェデリコ・フェリーニだ。 そして、これらの作品で、断片的に、あるいはこじんまりと、まとまった形で提示されている問題が、この映画では力いっぱい、叩きつけるように投げ出されている。 それは、一言で言えば、発展の方向を見失っている現代の人間たちが、どんな具合に堕落しつつあるか、という事だ。 主人公のマルチェロは、作家を志して田舎からローマへ出て来た青年だ。 しかし、多分、才能はないのだろう。 今は、暴露記事専門の新聞記者になっている。 彼が追いかける事件は、キリストの像をヘリコプターにぶら下げて、町の上を運ぶという、カトリックの教会の馬鹿げた宣伝ぶりだったり、マリア様を見たという子供の妄想に狂喜して、どしゃ降りの雨の中を右往左往して、死人まで出す愚かな大衆の信仰ぶりだったり、アメリカからやって来たスターたちの乱行や、上流社会のパーティーのバカバカしさ、不道徳さなどだ。 その乱行は徹底していて、素人がストリップをやったり、いつも男娼をはべらしていたり、乱痴気騒ぎの馬鹿騒ぎをしたり。 しかも、そういう退廃的な風俗の中に、主人公自身、すっぽり首までつかってしまっていて、どうにも身動きができないのだ。 金持ちの娘と寝るにも、わざわざ町で娼婦を拾って、そのアパートの汚い地下室へ行き、そこで金持ちの娘と情事をするという具合なのだ。 しかし、そういう愚劣な生活はただ、彼らの心を益々救い難い空虚さに落とし込んでいくだけで、ゾッとするほど寂しく、落ち着かない。 享楽の場面と、幻滅の場面との繰り返しが、素晴らしく皮肉が効いていて、知的な詩に満ちている。 マルチェロに扮するのは、名優のマルチェロ・マストロヤンニで、他にアヌーク・エーメやアニタ・エクバーグ、アラン・キュニーなど、いずれも味のある、良い演技をしていると思う。
ご自由さん
3.0
ゴシップ記者のパパラッツォがパパラッチの語源って本当? 私には理解出来ない上流社会、しかもストーリーも難解。 でもこれだけ自己中心で退廃的、厭世的、刹那的な作品も珍しい。こちらの気分が悪くなる。
ざべす
3.5
現代で見ても新鮮な「堕落した甘い生活」。 大好きフェリーニ監督作。 フェリーニ作品のちょっと難しいとこは、「モブ」だと思う。 たとえは桃太郎ひとつとってみても、桃太郎・お爺さん・お婆さん・鬼・犬・サル・キジ、以外の配役はすべてなんだっていい「モブ」だ。 しかしフェリーニ作品は、「モブ」が主役・ヒロインと並ぶ働きを見せる。 (もっと的確にいうと、フェリーニ作品においては「群衆」と呼称した方がいいかもしれない) 集団の有象無象が単なる飾りではなく、「俺の私の空気(状況やセリフ)を覚えておけ」ということが発生する。 群衆に取り囲まれている主人公の状態にしか気が回っていないと、後に繋がらない場面が出てきて慌てることになる。 「モブの気持ちも読んどけ」が前提なので、ちょっと国語力を問われるところがフェリーニがインテリチックに思われる由縁なんじゃないかと思ってる。 『甘い生活』は、群衆の場面を読み取ることが必要とされる。なのに白黒映画なので、視覚面の情報が制限され情緒を働かせなくてはならないこともあって若干敷居が高いように感じた。
Honda
3.5
広さを感じる絵作りでセンスが凄いなーって思った。けども。 話がなんて虚しいんだ…… 多分父親から受けられてなかった愛を女性との関係とか欲で埋めてるんだろうけど。 カオスでずっと虚しかった。綺麗な絵でも主人公の虚しさがずっと流れてて。 フェリーニなんなの…つらいよ…
ayako
見たい
ブロードウェイに移し替えたステージ映画が「オール・ザット・ジャズ」。
ぎんが
4.0
レストランの女の子が結局いちばん可愛い
k.k
3.0
上流階級の退廃的な生活を描いているが、理解させるように作られていないため、テーマが見えにくい内容だった。コロコロ入れ替わる登場人物と主人公との関わりの中で、夢を見失った主人公の虚しさが炙り出される様は、見ていて何とも言えない気持ちになった。
3.2.1.0
3.0
ネタバレがあります!!
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