基本情報
基本情報
    原題
    Die Höhle des gelben Hundes
    製作年
    2005
    ドイツ,モンゴル
    ジャンル
    ファミリー/ドラマ
    上映時間
    93分
    あらすじ
    果てしなく広がるモンゴルの草原の、遊牧民の家族が暮らしている。羊の放牧をするたくましい父親(ウルジンドルジ・バットチュルーン)と優しい母親(パヤンドラム・ダラムダッディ・バットチュルーン)、6歳になる愛らしい娘のナンサ(ナンサル・バットチュルーン)、その妹(ナンサルマー・バットチュルーン)と小さな弟(バトバヤー・バットチュルーン)の仲良しきょうだい。ある日、母親に頼まれ、一人でお手伝いに出かけたナンサは、寄り道したほら穴で、賢くてかわいい子犬と出会う。ナンサはその犬を“ツォーホル”と名付け、家に連れて帰るが、父親はオオカミの仲間かもしれないと言って、飼うことを許してくれない。「思い通りにならないこともあるのよ」と、母親に優しく諭されるナンサ。だが、父親が町に羊の皮を売りに出かけて留守にするのをいいことに、ナンサはこっそりツォーホルを買い始める。ところが、放牧に出かけた草原で、ナンサはツォーホルとはぐれてしまう。ツォーホルを探して馬を走らせるナンサ。ようやくツォーホルが見つかった頃には、あたりはもう薄暗くなっていた。不安でいっぱいのナンサは、降り出した雨の中、遠くから聞こえる歌声に導かれ、遊牧民のおばあさん(ツェレンプンツァグ・イシ)に助けられる。おばあさんは家にナンサとツォーホルを招きいれ、「“黄色い犬”にならなくてよかったね」と言い、『黄色い犬の伝説』を話してくれた。「むかしむかし、お金持ちの家族が住んでいました。ある日、その家のとても美しい娘が重い病気になってしまいました。どんな薬を飲んでも治りません。そこで父親は賢者に相談に行きました。すると賢者は、『黄色い犬を飼っているだろう? その犬を追い払わなくてはならない』と言うのです。でも父親は、家族や家畜を守ってくれている犬を殺すことなんてできません。そこで、犬をほら穴に入れて出られなくしました。父親は毎日エサを持っていきましたが、ある日、犬はいなくなってしまいました。すると、娘は本当に治ったのです。でも娘が元気になったのには、ほかに理由がありました。娘はある若者に恋をしていたのです。黄色い犬がいなくなり、2人は何者にも邪魔されずに会えるようになったのでした…」。父親が町から戻り、草原を移動する時がきた。ゲルを解体し、準備を始める家族達。父親はツォーホルを置いていくと言う。ツォーホルのことが気になり、お守りを頼まれたのに、弟から目を離してしまうナンサ。次の放牧地への羊達と共に移動する途中、気づくと小さな弟はどこかへいなくなってしまっていた。あわてる母親、馬に飛び乗り探しに行く父親。心配そうに見つめるナンサと妹。その頃、小さな弟は,よちよち歩きでもとの草原にいた。羊の死骸をついばむハゲワシの大群に近づいていく小さな弟。ロープでつながれたままのツォーホルは、それを見て力いっぱい何度も何度も大きく吠える。はたして、ツォーホルは小さい弟を救うことができるのだろうか。