決闘者

A Day of Fury
1956
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西部の小さい町ウェスト・エンドの日曜日、その日は町の署長アラン・バーネット(J・ホニイ)とシャーマン・フルトン(マーラ・コーディ)が結婚する日だった。シャーマンは元酒場の踊子だったが水商売の足を洗い町民の好意を受けている。たまたまアランはお尋ね者のケンリイを追っている。そのお尋ね者が岩蔭から彼を狙撃しようとした時、1人の旅の男ジャゲディ(デール・ロバートソン)が通りかかり、お尋ね者を射ってアランを助けた。ジャゲディの町の人々は恐れおののいた。彼は教会へ行き、花嫁衣装のシャーマンに署長が後から来ることを告げた彼女は酒場女時代にジャゲディを知っており、しかも彼が悪人であることを知っていたからだ。その時ウェコという署長助手が、拳銃でジャゲディを狙った。町の不良ビリイ・ブランドの知らせでそれと知ったジャゲディはウェコを射ち殺した。マクリーン判事はジャゲディを逮捕しようとしたが、ジャゲディに拳銃をつきつけられて手も出なかった。ところへお尋ね者の死骸を運んで署長バーネットが戻ってきた。彼は事情を聞き、ジャゲディは正当防衛だと云って逮捕を承知しなかったので町の人々は憤激した。結婚式は延期になる。ジャゲディは日曜日で閉鎖している酒場の錠を拳銃で射ち壊し、女主人マリイに酒場を開かせ、一部の町民とポーカーをやり始めた。バーネットはジャゲディに退去を求めたが、相手は承知しなかった。強制すれば射合いになる、それでは命を助けて貰ったジャゲディに済まないというのがバーネットの考えだが町の人々は彼の腑甲斐なさを怒った。マクリーン判事は彼の許嫁のシャーマンを預かっていたのだがジャゲディと彼女が以前から親しかったのだと疑い、彼女が本当に改心しないのだと思った。シャーマンは、バーネットにジャゲディを力ずくでも追い出してくれと頼んだが、承知しないのを見て、こっそり酒場の裏口から2階へ行き、そこでジャゲディに自分も一緒に行くから町から出てくれと頼んだ。だがジャゲディは彼女が酒場の表口から入って皆の前で頼むなら考えようと受けつけなかった。シャーマンが酒場から忍び出るのを見たマクリーン判事は矢張り彼女がジャゲディと関係があると思い彼女を家から追い出すことにした。そして頼みにならぬ署長バーネットの代わりに、拳銃をもってジャゲディに対決しようと家を出た。そこへ来合わせたバーネットは、判事が死ぬことが判っていたので拳銃を持つ判事の手を射って負傷させ、決闘ができぬようにした。バーネットは判事の家から追い出されたシャーマンを連れてホテルへ行った。マクリーン判事はバーネットを逮捕して牢に入れ、シャーマンを町から追い出すためにホテルから馬車に乗せた。丁度その頃酒場の裏の部屋に女教師のティモンスが忍んできて、ジャゲディに会い町民が結束して彼を殺しに来るから、自分の家に隠れろと薦めた。彼女は初めてジャゲディに会った時から恋心を燃やしていたのだ。ジャゲディはホテルの前から、途方に暮れたシャーマンを酒場へと連れてきた。彼女は町の良心のために彼と一緒に町を去ろうと決心し再びジャゲディに頼んだが、ジャゲディは裏の部屋に引きずってきて、群集の前で恥をかかす。教会で町民大会が開かれ、マクリーン判事が署長痔代理に任命され、出席者一同が助手になる。そこへ不良少年ビリイがジャゲディにそそのかされバーネットを縛り首にするのだとやってくる。その際牧師はビリイに射たれて重傷を負い、死に際に、バーネットだけが事態を収められると遺言する。牢から出たバーネットは涙をのんでジャゲディを倒しに向かうのだった。

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