父の秘密
Después de Lucía
2012 · ドラマ · メキシコ, フランス
103分



アレハンドラ(テッサ・イア)という娘を持つロベルト(ヘルナン・メン ドーサ)は、最愛の妻ルシアを自動車事故で失う。父子は新しい土地でやり直すため、高級住宅街プエルト・ヴァラルタからメキシコシティへ引っ越す。新しい学校での尿検査で、アレハンドラがマリファナを吸っていたことがロベルトにばれる。心配するロベルトだったが、もう吸わないという娘に、それ以上声をかけることができなかった。
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Ema Nakyo
4.5
ネタバレがあります!!
Till
2.5
第65回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でグランプリを受賞したドラマ映画。妻を亡くして失意の底にいるロベルトと娘のアレハンドラは、見知らぬ土地で再スタートを切ろうとする。アレハンドラは転校先の学校で友達もでき、徐々に明るさを取り戻していくが、ある日、クラスメイトとの性行為の動画がインターネットで流出したのをきっかけに、壮絶ないじめが始まってしまう…。 全編を通して定点カメラで撮影されているため、実際に現実で起こっているかのようなリアル感があるし、題材にしている内容もSNSが日常的に利用されている現代ではもちろんあり得ることである。そんな現実感のある雰囲気であるがゆえに、いじめの内容が強烈すぎたり、発展の仕方が急すぎたりなどの演出が逆に嘘臭く感じてしまう。ホセに好意を抱いていたカミラが嫉妬からいじめに発展するのはまだ理解できるが、それまで仲の良かった男子や特に関係もないクラスメイトたちが、揃いも揃って態度を急変させ、犯罪と言っていいほどの過激ないじめをするのはさすがにやり過ぎだと思う。メキシコとの文化の違いがあるかもわからないし、実際にそこまでのいじめがあるわけないとも言い切れないので、一概には否定しがたいのだが、個人的には少し違和感を覚えてしまった。ただ、セリフも少なく、BGMもないにも関わらず、一つの作品として成り立ってるのは凄いと思うし、監督が才能のある方なんだということは伝わってきた。 目を背けたくなるような胸糞シーンの連続で、苦手な人はホントに見れないと思うので、あまりオススメはできない。
ジュネ
3.5
本作の監督・脚本・制作を担当したマイケル・フランコ監督はこの映画を含めてまだ三作しか撮っていないにも関わらず、カンヌ国際映画祭では軒並み絶賛され、本作もまた「ある視点」部門でグランプリを授賞。知名度はまだまだですが、いずれ世に出ることは間違いないでしょう。 この映画はまさに「ある視点」の言葉にふさわしく、クラス一の人気者とセックスした動画がネットに流出したことから恐ろしいイジメに会う娘の様子 を、ただただ定点カメラで写し続けるのです。台詞も少なく音楽もないのですが、監督の見事に間を読んだ演出によって、その一連の出来事がまるで自分達の日常にも潜んでいるかのように、実にリアルに感じられます。 劇中ではイジメのことを全く話さない娘と、それに全く気づかない父のディスコミュニケーションが問題として浮かび上がります。何故そんな風になってしまったのか?について明確な答えは提示されませんが、監督の優れた手際のおかげでなんとなく事情は察することができます。 ただ私はイジメ描写にせよ親子間の意思疏通の無さにせよ、あまりにエスカレートし過ぎていて逆に違和感を感じることがチラホラありました。この辺りのバランス感覚は非常に難しいところですけれど、ラストシーンの衝撃を含め一見に値する一作であることは間違いないと思います。
🥩🥩
3.0
ネタバレがあります!!
みゆ
3.5
一瞬の戸惑いも躊躇もないラストシーンに、 思いきり絶句した。 溜まりに溜まった彼の怒りは、普通なら一度は思い留まるような凶行をも可能にしてしまったのか…? 悲惨なイジメの対象になってしまった娘と、 妻を亡くして失意の底で自暴自棄になる父親。 互いに傷付いた2人が最後には…なドラマに期待したけど、そう言う話でもないのね(´Д` ) ただただ父娘のありのままの日常が描かれてるだけなのだけど、色々と考えさせられる映画でもあった。
あかり
3.0
ネタバレがあります!!
Schindler's Memo
3.0
原題の英語表記は「After Lucia」で、Luciaというのは父の妻で、娘の母ということだから、その死後・・という意味であろう。しかし、邦題は「父の秘密」ということになっている。これが、最後まで気になるのだ。邦題をつけた人はどういう影響を期待したのだろうか? 映画自体は、明らかにミヒャエル・ハネケの影響下にあると感じる。 まず、娘への陰惨な「いじめ」は、あの「ファニー・ゲーム」を思い起こさずにはいられない。目をそむけたくなる悪意に満ちたシーンの連続。 そして、冒頭の車が突然放棄されるところとか、母親の事故のシーンは何故か携帯のカメラで撮られているような画像であるところ、また、固定されたカメラとアングルで延々と廻されるシーンが、冒頭からラストまで印象深く挿入されるところ、例えば、冒頭の車中、別荘でのプール、宿泊授業ホテルでのパーティ、そしてラストのボートなどだが、これらは、「隠された記憶」や「白いリボン」などの、良く理解できない変なサスペンス性を思い起こさせる。 まあとにかく、ラストのボートに固定されたカメラで捉えられた長廻しが、この映画の全てであろう。これをどう捉えるかで、結果的に観客を選んでしまうことは間違いない。私は、このシーンの「後」を想像すると、非常に怖いと思った。
さちゃちゃりーぬ
3.0
むなくっっそ映画でした…。 いじめの描写があるのですが、そこが見ているのが辛く、なんで!やりかえさない!殺せ!逆に殺せ!と怒りや殺意がわいて拳を握りしめながらみていました。 最後は衝撃的というより、私はスカッとして、いいぞ!全員にやれ!父!と思えてしまいました。
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