さすらいのカウボーイ
The Hired Hand
1971 · アメリカ
90分



コリングス(ピーター・フォンダ)が年上の妻ハンナ(ヴァーナ・ブ ルーム)と幼い娘を捨てて荒涼たる放浪の旅に立ってから7年の歳月が流れていた。コリングスはいま、ハリス(ウォーレン・オーツ)とダン(ロバート・プラト)とトリオを組み、夢の国カリフォルニアを目ざして旅を続けていた。しかし、7年間の放浪生活はコリングスを一人前の男に仕立てあげ、彼はようやく、旅の魅惑に疑問を感じ始めていたのだ。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
アリちゃんパパ
3.0
7年もさすらいの旅を続けていた男が友を連れて妻子の元に戻る物語を描いた西部劇です。 派手さはありませんが、ピーター・フォンダとウォーレン・ウォーツの男の友情が胸に滲みました。 欲を言えば妻役の女優さんがもうちょっと美しかったなら、もっと心に残る作品になったかもしれません。
dreamer
3.5
"詩的なイメージと西部劇独自の素朴さで、人生のさすらいの意味を見つめた佳作 「さすらいのカウボーイ」" この映画「さすらいのカウボーイ」は、詩的なイメージと、西部劇独自の素朴さを持った、公開当時のキャッチコピーで言うところの、"ニューウエスタン"で、「イージー・ライダー」で、アメリカ・ニューシネマの寵児とったピーター・フォンダが初めて監督し、同時に主演も兼ねた意欲作です。 この映画は、いわば、"人間の情念"が、そのまま映像になった西部劇であり、映画で描かれる、その全てが素朴で、シンプルで、そして純粋なのです。 素朴さやシンプルさだけでは、映像は詩になる事が出来ないと思うし、その素朴さやシンプルさが純粋に結晶した時に、初めて映画は詩の心を持つ事が出来るのだと思います。そして、「さすらいのカウボーイ」はまさに、そのような稀有な映画なのです。 主人公のピーター・フォンダは、おのれの心のおもむくままに西部をさすらい、人生をさすらっていきます。そして、ふと、7年前に出て来た家に帰りたくなると、まるで風のように、妻と子供のいるささやかな農場へ戻って行きます。 いや、それは、正確には、戻るとか、帰るといった行為ではなく、それは、この主人公の人生のさすらいの中のほんのひとコマに過ぎないものであり、さすらう者には、方向といった概念はないのですから、行くとか迎えるといった言葉は全くあてはまらない事になります。 だから、彼は、妻が7年ぶりの彼を納屋には入れるものの、家の中に入れようとしなかった時も黙って、それに従うし、妻が迎え入れてくれれば、ごく自然にベッドをともにするのです。 さすらい人の生きる姿勢とは、まさに、このようなものなんだという、監督のピーター・フォンダの思想がよく表現されていると思います。 これは、さすらい人の仲間のウォーレン・オーツが危機に陥った時も、やはり同じ姿勢なのです。フォンダは、ただ黙々とオーツのもとにおもむき、そして、死ぬのです。 そこには、正義感などというものはなく、勇気というほど、おおげさなものもありません。あるのは、西部の空や野や森を自由にさまよい、飛翔する"西部男の純粋な魂"だけがあるのです----。 このように、"ニュー・ウエスタン"と言われた西部劇は、多様な顔を持って我々の前に現われ、昔ながらの西部劇の枠から解き放とうとしていたのかも知れません。
zizi
4.5
斬新なカメラワークや編集、秀逸なサントラと抑揚を抑えた渋いストーリー。アメリカン・ニューシネマが発掘した新しい才能達の煌めき。 観だしたら、ふと市川崑の『股旅』を思い出した。ピーター・フォンダは市川崑を敬愛し、市川崑もまたこの映画の女性の描き方(すっぴんの女性が性欲を語る等)をピーターに褒めたとの事を知り、合点がいった。 秀逸なサントラはブルース・ラングホーン〜1人爪弾くカントリー楽器がとても味わい深いが、驚愕なのはその空間処理。71年当時に曲のBPMに合わしたディレイバックをかます処理はまだなされてなかった。現代音楽家、テリー・ライリーの『目を閉じて』のサントラも全編ディレイバックだが翌年発表のはず。 地味過ぎて意に沿わないと、アクションを要求した映画会社がずたずた編集してテレビ化したらしいが、早すぎた傑作であったのだろう。
アナキン
3.0
ピーター・フォンダが初監督な作品。 結構実験的な画作りしてた。 大事なのは2年弱の結婚生活を過ごした妻と7年放浪に付き合ってくれた友か……
maco
見ている最中
とてもいい映画だと思う。何を大切にして、誰と生きていくのか、静かだけれど人間が生きているなと思える映画だ。穏やかなラストシーンに、彼らの今後の幸せを祈りたくなる。
amber99
3.0
原題はTHE HIRED HAND 雇い人 ストーリーの合間に挟まる 寂しげなカントリーミュージックがいい 静かな映画 なんで妻子を置いてさすらいの旅に出て また7年後にふらりと舞い戻るのか 男の気持ちはわからない 安らぎたいのか、疲れたのか 待たされる女はつらいな 美人じゃないけどフリーダ・カーロみたいな風貌の妻の人間らしさも良かった
さらに多くのコメントを見るには、ログインしてください!