トニー・カモンテ(ポール・ムニ)はギャングの大親分ビッグ・ルイ・コスティロの用心棒だったが、相手のギャングの親分ロヴォに買収されてコスティロを暗殺する。そうしてコスティロの縄張りを手にいれたロヴォは、トニーを警察から貰い下げることはもとより、さらにその手柄と腕前を買ってトニーを副親分に引き立てる。しかし野心満々のトニーは副親分の地位では満足せず、やがては親分の地位をも狙う下心を抱いていた。それにトニーは、ロヴォの情婦ポピー(カレン・モーリー)にも心を惹かれていた。まずは腕前を見せるために南側の親分オハラを襲ってこれを射殺し、ビール密売の縄張りを拡張する。トニーの名がギャング仲間で重きを成すようになり始めると、ポピーの気持ちに変化が起こり彼に心が動き始める。
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