THE GUILTY/ギルティ
Den skyldige
2018 · 犯罪/ドラマ/サスペンス · デンマーク
85分
©2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S



アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)はある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、緊急通報司令室のオペレーターとして、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど些細な事件に応対する日々を過ごしていた。そんなある日、今まさに誘拐されているという女性自身からの通報を受ける。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣いなど、微かに聞こえる音だけを手がかりに、アスガーは事件を解決することに……。第34回サンダンス映画祭観客賞受賞。
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てっぺい
4.0
【観客が映像を作る映画】 電話の音声だけが手がかりで進む誘拐事件、映像は全て緊急通報指令室の中。その緊迫感はもちろん、気づけば自分が頭の中で映像を作りながら見ている、ありそうでなかった全く新しい映画体験! ◆ 第34回サンダンス映画祭観客賞受賞のデンマーク映画。監督・脚本はグスタフ・モーラー。ジェイク・ジレンホール主演によるアメリカでのリメイクが報じられている。 ◆ 元警察官で緊急通報指令室のオペレーターのアスガーは、今まさに誘拐されているという女性からの通報を受ける。車の発進音や女性の声、そして犯人の息づかいなど、電話から聞こえるかすかな音だけを頼りに、アスガーは事件に対処しなければならず……。 ◆ 頭フル稼働の90分。声と音だけの手がかりで進んで行く誘拐事件と、解決策を探る主人公にどっぷり感情移入する。おまけに意外な方向へ進む誘拐事件と主人公の次第に明らかにされていく素性も、この映画の面白さ・緊張感にプラスになっている一筋縄ではない展開。 シチュエーション・サスペンスというべきものなのか、「クワイエット・プレイス」や「サーチ」など最近立て続けに発表される、“ある条件下”で展開する異色のサスペンスもの。これもその類に属するものながら、映像は100パーセント緊急通報指令室の中。音と声だけでいつのまにか自分自身が映像を頭の中に描きながら見ている。ある意味映像を自分で作る映画と言えるのかもしれない。低予算映画としてくくるのが申し訳ないくらい、ありそうでなかった素晴らしく画期的な映画だと思う。 ◆ネタバレ◆ 印象的だったのが、イーベンが息子オリバーの“ヘビ”を解放したと言うシーン。アスガーは元警察官という正義感から指令室という今の自分の職務外に突っ切ってしまい、結果この事件を複雑化し裏目に出させてしまう。さらに“明日の法廷”という、絶対に自分に不利な出来事を作りたくないタイミング。(冒頭での無表情の涙もこの法廷ごとを憂いての描写だったのだろうけど、この役者さんの実力をいきなり目の当たりにするすごいシーンでした)このシーンが、誘拐事件の軸を面舵いっぱい振り切った転換シーンであり、かつアスガーの複雑な背景から抱える思いを一気にぶち壊す、この映画の大きな起点であり、グッと引き込まれる映画の山になっていたと思う。 また同時に、そんな崩落していく思いのアスガーが指令室を破壊し、赤ランプの色のみに表情が染まるのも、落ちに落ちたオリバーの状況と思いの映画としての豊かな映像表現。監督の揺るぎない演出力が光るシーンでした。 90分とコンパクトながらギュッと要素が詰まった作品。しかも映像を自分の脳が作り出す新しい映画体験。また映画の新たな魅力に気づかせてくれた体験になりました。
セイクク
4.5
緊急通報司令室のオペレーターとして働く男性の話です。 ま・さ・か・の胸糞映画でした…(苦笑) ほぼヤコブ・セーダーグレン演じるアスガーの話で、電話の相手の声や電話から聞こえる音で想像する作品でした〜(*^_^*) むかし「風のリグレット」という菅野美穂主演の画面が真っ暗で音だけというとんでもゲームをやった事がありますが、似たような感覚でした♫ (こちらもなかなか面白かったです☆) アイデア一発勝負な部分があり、「フォーン・ブース」や「リミット」が楽しめた方なら合う可能性【大】です♪ この映画の勝因はヤコブ・セーダーグレンの演技力とカメラワークや見せ方が上手いので単調になりがちな作品でも引き込まれていきます☆☆☆ 途中までが3.5から4点のイメージでしたが、ラストの展開が好みでしたので4点〜4.5点の間の作品でした〜(о´∀`о)
隣の唐十郎
4.0
なるほど、想像力を刺激される。 ストーリーの舞台 緊急ダイアルのオペレーター室は、通報者の状況次第で、突如として緊迫した現場となる。 ワンシチュエーションで、見た目の変化に乏しく、モノクロかいっそ静止画…下手するとラジオドラマでも成立しかねない。針仕事とかしながらご鑑賞いただけます。 そんな、通報者に頼るしか無い状況こそがサスペンスの醍醐味になっており、 [見えない]事で生まれる[増幅されるスリル]と、予想外な展開に驚愕させられる、連想型頭脳派サスペンスなのです。
julian
3.0
ネタバレがあります!!
あみ
2.5
︎︎︎︎☑︎司令室だけで85分持つのすごい ︎︎︎︎☑︎隣の席のおじちゃん優しい☺️ ︎︎︎︎☑︎助けようとしたけど… ︎︎︎︎☑︎展開は途中で読めちゃう ︎︎︎︎☑︎旦那さんがちょっと不憫 ちょっと前に似たようなどんでん返し映画『ヴィジット』を観たので、面白かったけどオチが読めちゃった。 あとイライラしたアスガーがヘッドセットを乱暴に取ったけど、ミスってデコに動いたのがじわって忘れられない💆♀️(伝われ)
どりんこ
4.0
いやー、電話してるだけでこれだけの緊張感を持続できる演出って凄い。 最後の最後でタイトルの意味が分かるってのもスパイスが効いてて面白かったです。 とある事情で緊急通報オペレーターとして過ごしていた警察官の主人公アスガー。 ある日、誘拐された女性自身からの通報を受け、なんとか助けようと奔走します。 ただ、ちょいちょい、というかかなり気になるのがアスガーの前のめりすぎる姿勢。 周りの同僚に言うでもなく、むしろ個室に籠り色んなところに電話を掛けまくり。 誘拐犯に電話してお前は刑務所行きだ!と脅したり、かつての相棒に犯人の自宅に行かせ不法侵入させたりと過激な行動に出ます。ただの正義感とは違う執念めいたものを感じます。 何があったアスガー?? そしてアスガーの暴走の果てにあった結末は..? 最後のどんでん返しに乞うご期待。
wishgiver
4.0
これはとてもよくできたサスペンス! 「試されるのはあなたの〈想像力〉」のキャッチどおり、自分の〈想像力〉で浮かぶ映像が反転するドンデン返しの仕掛けが秀逸。 そして北欧美のシンプルなカットと音楽なしの演出も文句なし。 〈想像力〉をかき立てるラストも素晴らしい。 やるな〜デンマーク🇩🇰!
ジュネ
5.0
2019年39本目はワンシチュエーションで事件が進行するサスペンス『ギルティ』。 昨年PC画面より全く外に出ずに出来事を進行させていくスリラー『Search』が話題となりましたが、条件を緊急時のコールセンター1ヵ所・物語に関わる人間をオペレーターと相手の2者間・手がかりを音声のみ…と更にタイトに凝縮したため、得られる臨場感と緊迫感がただ事ではないレベルに達しています。 後半にて意外な真実が浮き彫りになると、それが今私たちの生きる現代社会の大きな問題へと繋がっていくあたりが実に見事で、アカデミー外国語映画賞デンマーク代表の名は伊達ではないと思い知らされますし、単なる痛快エンタメに留まらない鋭い切っ先を隠し持った傑作スリラーです。 開始数分で主人公アスガーの人となりを明快に観客に対して伝え、彼の現況や危機的状況を何度となくチラつかせる演出からもわかる通り、このお話はあくまでも「彼の物語」。「誰かを助けるための闘い」がやがて「自分との闘い」へと変化すると共に、最後にタイトルの意味がこれ以上ない実感を伴って現れるストーリーが素晴らしく、90分の尺でここまでやりきる作り手の才に感嘆しきりでしたね。
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