横道世之介
横道世之介
2013 · ドラマ · 日本
160分



1987年。長崎の港町生まれの18歳、横道世之介(高良健吾)は大学進学のために上京。人の 頼みを断れないお人好しな彼だったが、嫌みのない図々しさが人を呼び、倉持一平(池松壮亮)や加藤雄介(綾野剛)、そしてガールフレンドの与謝野祥子(吉高由里子)たちと共に大学生活を過ごしていた。やがて世之介に起こったある出来事から、その愛しい日々と優しい記憶の数々が呼び覚まされていく……。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
キャスト/スタッフ
レビュー
150+挿入曲情報

E.S.A

E.S.A

縦列駐車

Monotone Boy-微熱少年のテーマ-

ハイビスカスの楽園

横道世之介のテーマ
きた
4.5
原作信者の自分でも大満足。原作の唯一といっていい程の不満点がラスト手紙で終わるってとこ なんだけど、映画は原作とは別のラストシーンに手紙の朗読を被せてた。向かい風に走り出す世之介。余韻が素晴らしい。
ハルモ
5.0
世之介のような人と少しでも関わることがあれば、その人の人生にぼんやりと温かい何かが残るのだろう。だけど世之介自身は多分、当たり前に今を生きているだけなのだ。飄々と、やりたいことを追いかけて行ってしまう人なのだ。 あああ、こういうジャンルにほんとに弱い。中盤から涙止まらない。でも暖かい映画です。
星ゆたか
3.0
2022.5 『あいつと出会えて、知っているってことだけで、ちょっと得した気分!』 2013年に公開された本作のなかで、登場人物の一人から放たれた言葉。 長崎県出身の青年が、大学進学のために上京し、周囲の人達と心の成長をしながら、やがてその魅力から、そう言われるようになる。 原作、人気作家吉田修一さん。(1968年生まれ) この年、同氏の「さよなら渓谷」(大森立嗣監督)も高く評価された。 私的には、同年読売新聞に毎朝「怒り」が連載され、ファンになり以降同氏の、ほとんどの原作小説を読むようになった。これは私にとっては珍しいことだ。多分小説の難しい解釈や分析より、単純に同氏の描く人間の感性が好きだからなのだと思う。 もう一つ原作に出てくる言葉。 『大切に育てるということは、大切なものを与えてやり、それを失った時に、どうやって乗り越えるか、その強さを教えてやること。』が心に残った。 “横道(よこみち)”は、本筋でない事柄とかいう意味がある。無駄なような経験も必要だということか。 “世之介”(よのすけ)は、井原西鶴の「好色一代男」に出てくる名前。 本作の大変魅力的なヒロインの、原作で言うセリフ。 『あまり世之介さん、世之介さん、って呼ばないで。それじゃまるで唐草傘貼りの浪人みたいじゃないですか!』というのがあり、笑わせてもらった。この唐草傘貼りの浪人というイメージ。古くは、1937年の山中貞雄監督の名作、「人情紙風船」をご覧あれ。 この物語の大学時代に知り合う人達を演じる俳優が、それぞれ若々しく微笑ましい。高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛。 脚本を監督沖田修一さんと、幼なじみの前田司郎さん(1977年生まれ)が、手掛けた。 お嬢様育ちのヒロインは、主人公の田舎で、ベトナムからの難民の上陸騒ぎの事件を踏まえてから、後にアフリカ難民村の人材派遣活動に、従事するようになる。 一方で主人公は、カメラマンとして活躍するその十数年後に、東京の駅のホームから転落した女性を、もう一人の韓国人青年と助け上げようとして、列車に跳ねられ三人とも命を亡くす事故に遭う。それを告げたラジオのニュース音声が画面に被る人生をたどる。吉田修一さんの話には、よく社会的時事問題が、物語構成の真ずいに据えられている。 だから欲を言えば。この劇的な顛末を音声表示するだけでなく、人間性がカメラマン(むろん学生時代のそれで、片鱗は見て取れる)としてもにじみ出る、亡くなる前の彼のショットも、欲しかった。突然の死がそういう状況なら、彼なら取りえた承認行動となるから。 映画は2時間40分ほどの長さ。 1986年の学生時代の描写の中に、その十数年後の彼らの生き様が、所どころにカットバックされ、『そう言えば、あの世之介どうしてる?』と懐かしがられ、冒頭のような言葉が添えられるのだ。 そして青春真っ只中にいる時には気が付かないが。 若い時には様々な体験の中に、後から考えると、とても貴重な一瞬がある。そんな時どんな対応が出来るか、出来たか、ということなのだ。この皆から懐かしがられる主人公は、やはりいつでも“誠実”だった。 雪のクリスマスの時の彼。スキーで怪我し入院した彼女を見舞う時の彼。友達が彼女を妊娠させ男として自立する覚悟の時、一緒に引っ越しや出産の手伝いをしてくれた彼。別の友達の充たされない夜の公園に一緒に付いて来て、持っていたスイカを分けあって食べた彼。などなどいつでも横道くんは、ひたすら“誠実”だった。別にこうしてやったから、相手にこうして欲しいなどと思わない。自然にそうしたかっただけなのだ。あの劇的な駅のホームの転落した人の手伝すけだってそうなのだ。だからこういう人に出会えたことが、なんか得した気持ちになれたのではないだろうか。 監督自身が原作を読んだ印象。 『自分の18歳の頃を考えたら、目の前で起きることや、出会った人のことで精一杯だった。取り立ててそんな大きな目的や目標なんてなかった。いろんな人との繋がりの中で、少しずつ自分が定まっていって、アイデンテイを持つようになるまでの話。主人公がスタートラインに立つまでの話だな。』と。
ジュネ
4.0
映画の中の登場人物に限らず、どんな人間にも起伏に富んだ人生があり、初恋・上京・結婚・出産・別離・死別…小説家や映画監督はその様々な瞬間を音響や演出や崇高な文章表現をもって、リズミカルにドラマティックに描いて見せます。ところが本作ではその大事な部分はいつの間にか過ぎ去って事後に語られるだけです。その代わりに2時間40分という長尺を占めるのは、あの人とあそこに行った、あの場所でこんな事をした、そんな日常のありきたりな風景の羅列です。でも、だからこそ誰しもが「いつかの自分」を投影して余韻に浸ることができるわけで。 もちろん本作の魅力を最大限に引き出しているのは主人公を演じた高良健吾と吉高由里子(特に彼女は出演作史上ベストアクトだと思います)であることに疑いの余地はないものの、個人的には一歩間違えば鈍重で冗長でしかないストーリーを見事なまでに自分の世界観として成立させた、沖田監督の手腕に感動させられる一作でした。
トッティ
4.0
主人公の横道世之介は自分と同じ長崎出身ということもありまして、世之介が帰郷すると長崎の風景に懐かしい気持ちでいっぱいになりました。 長崎弁も世之介役の高良健吾さん完璧でして この上手さはもしや長崎出身の方なのかと調べたところ…お隣の熊本出身で、どおりで上手なはずでした☆ 長崎のシーンも良かとですけど この作品は吉高由里子さんに尽きます。 もう…めちゃめちゃ可愛いんですよ~☆ 世之介と吉高さん扮する祥子ちゃんのラブストーリーをず~っと見ていたい気持ちになりました。 世之介が祥子ちゃんと過ごした青春時代が1980年後半でしたので先日観ました『イニシエーションラブ』とちょうど同じ時代背景なんですよね。 自分はもう少し後なので、ピッタリの方がご覧になるとあの頃を思い出したりして きっと、昔の仲間に連絡とりたくなっちゃうかも知れませんね♪
Shuhei Shimomura
5.0
思い出の映画。数少ないリピートして観た映画。人とのつながりの大事さを感じれて、いい気持ちになる作品。 誰かの記憶に残る人になりたいと思う。 俳優陣もみんないい味出してる。
ヨッシー
4.0
めっちゃ平和で、ほのぼのする映画 見ていて退屈するところもあるけど、 なんか心に響くものが凄くある。 最後の一回しののシーンめっちゃ好きだな 勝手に日本版フォレスト・ガンプだと思った笑
my life
4.0
再鑑賞だと思っていたら全く観ていなかったコトに気付いたの巻。それはそうと「南極料理人」で知られる沖田修一監督の作品。 時は1980年代…昭和の時代が色濃く残る東京が舞台となる。長崎から上京してきた横道世之介こと高良健吾を中心とした物語なのだ。 この映画で何度も“横道世之介”と言う名前を発せられるので流石に、すんなり覚えてしまうくらいでもある。しかも、名前にインパクトがあるからね。確かに、今まで同級生や知人に世之介という名前の人はかつて存在しない。 尺が160分と、ちょっと長めではあるのだが不思議と長くは感じられなかった。個人的には、かなり面白かったのよね。飽きずに観れた理由は何だろう…幾つかのエピソードがあり、それぞれ楽しめたトコロかな。 不思議と愛されるキャラである世之介。過去と現在を織り交ぜる手法も効果的で良かったと思える。だが、一番良かったのは要であるメインのストーリーだ。吉高由里子のお嬢様キャラなのだが嫌味なく好感が持てるのが素晴らしいとも感じた。 初めて呼び捨てで呼び会うシーンなんかは…お手伝いさんでは無いが妙にこちらまでウルウル来てしまったり。写真のシーンもいいねぇ。後から過去のシーンに戻る手法も好きだ。程よい余韻にも浸れ満足度も高し 。
さらに多くのコメントを見るには、ログインしてください!