フィッシュ・タンク
Fish Tank
2009 · ドラマ · オランダ, イギリス
123分



ミア(ケイティ・ジャーヴィス)を取り巻く環境は劣悪だった。住んでいるのは労働者階級のアパートで、隣人たちは粗暴な上に、家族は昼間から酒を飲む母親と、口汚く罵ることを覚えてしまった妹。彼女自身、やり場のないフラストレーションから、常に周囲とトラブルばかりを起こしている。唯一、自分を素直に表現できるものはダンスだけ。ある日ミアは、台所を上半身裸でうろつき回る母親の友人コナー(マイケル・ファスベンダー)と出会う。コナーはミアたちの生意気さを意に介することなく、自然と家族の中に入り込んでくる。初めて自分をきちんと扱ってくれる大人の男性に魅かれてゆくミア。そんなある日、“女性ダンサー募集”の広告を目にした彼女は、コナーの応援も受けて、挑戦を決意するが……。
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ジュネ
4.0
本国での公開から4年もたって日本に上陸した一作で、ファスベンダーが出世していなかったら、恐らく陽の目を浴びることは無かったでしょう。彼のファンしか見ない映画かもしれませんが、それではあまりにもったいないで す。 この映画では主人公のミアと、それを客観的にスクリーンの外から見つめる観客との間に微妙な距離感が生じます。これはミアの考える理想と、我々の知る現実の隔たりそのものを象徴しており、ハンディカメラ感満載の撮影やビスタサイズを敢えて避けた手法も監督の意図的な演出だと思います。 彼女はロクデナシの母親と希望もない生活を送っていますが、コナーが家に来て以来、彼に父性とも恋心とも呼べる複雑な感情を抱きます。また、街角で見つけた『ダンサー募集』の広告に応募して仕事を見つけようとする。 ミア自身はこのどうしようもない生活がこれで少しは変わるんじゃないか、終わるんじゃないかという期待を抱いているけれど、はたから見ている我々にはそれが彼女の思い込みや勘違いに基づくものだとわかってしまうだけに、益々いたたまれない気持ちにさせられます。 15歳の少女を主人公にどこまでも容赦のない映画なのですが、だからこそ最後にミアが下した決断がこれ以上ない説得力を持って感じられます。インディペンデント系の作品にも関わらず、メジャーと張り合える十分な実力の一作です。
かな
4.5
この映画すごく良かったです。ファスにおんぶされたらそりゃね…。いろんな意味で裏切られました。主演の女の子はデビュー作なのに、リアルな演技。主人公の母親の新しい恋人役のファスの色気だだ漏れしていました。かのマイケルファスベンダーがおうちに転がり込んできたら…というストーリーが完璧に映し出されていてびっくりした。半裸で朝食を用意するファス。ソファでリラックスするファス。怪我の手当てをするファス。いろんなファスが見られました。明るい話ではないけど、じんわりとしみる。励まされました。
ケロンボ
93 優先
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