ひとりぼっちの青春
They Shoot Horses, Don't They?
1969 · ドラマ · アメリカ
120分



1932年、アメリカ不況時代のハリウッドは失業者の群れでいっぱいだった。その中の1人、ロバート(マイケル・サラザン)はある通りのマラソン・ダンス場に流れこむ。マラソン・ダンスとは1時間50分踊って、10分休憩し、昼夜ぶっ通しで踊り続け、最後に残った者に賞金が与えられるものであった。プロモーターはロッキー(ギグ・ヤング)で参加者を募っていた。参加者は船乗り(レッド・バトンズ)やアリス(スザンナ・ヨーク)、身重な女ルビー(ボニー・ベデリア)、グロリア(ジェーン・フォンダ)たちであった。グロリアは連れが病気で困っていたが、ロッキーがロバートと組ませて、ダンスは始められた。
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星ゆたか
4.0
2024.7.3 X(旧ツィッター)の投稿フォロワー同士の方が。 この7月1日が本作監督ねシドニー・ポラックさんの誕生日で。 氏の代表作の一つに上げていて。 もちろん私もそうだったので。 嬉しくてそちらで、関連文を上げたから、一度ここでレビューしておこうと思う。 シドニー・ポラック(1947.7.1~2008.5.26)。 俳優.監督.プロデューサーとして、それぞれ業績を残している。 俳優としては「夫たち妻たち」(ウディ・アレン監督) 「アイズワイドシャット」(スタンリー・キューブリック監督)など。 プロデューサーとしても数々の作品に名を連ねていて。 最後の「愛を読む人」(2008)は亡くなった後オスカー候補に。 監督作品として、私の鑑賞歴で好きなのは。 「いのちの紐」「雨のニューオリンズ」「大いなる勇者」「追憶」「トッツイー」「愛と哀しみの果て」などが上げられようか。 さてこの「ひとりぼっちの青春」。 確かまだ10代の頃、東京の名画座(どこだったか?記録ノート紛失)で大変感激した記憶がある。 アメリカンニューシネマの傑作として名を連ねている一作だ。 原作は、1935年に発表されたホラス・マコイの「彼らは廃馬を撃つ」。 発表時はさほど話題にならなかったそうだが。 戦後フランスで評価、逆輸入で人気になったとか。 この人の脚本が、30~40年代にヘンリー・フォンダの作品二本を手掛けていて。 この「ひとりぼっちの青春」で娘のジェーン・フォンダ出演作品というのも何かの縁とも言われている。 1930年代大恐慌時代に流行したという「マラソンダンスコンテスト」というのも。 今日の見識では考えられない内容で。 仕事にも将来の夢にも繋がらない、1500ドル賞金の為に。 ただひたすら疲労極致まで踊り続ける(間に休憩を入れつつ脱落者が増え、継続者が減り、残ったカップルの人)2ヶ月も掛ける絶望的競技だ。 そして結局命をすり減らして賞金にたどり着いても。 それまでの経費を差し引いたらほとんどゼロになるという実態を知らされるという。 《アメリカの絶望と悲しみ》の内容の作品なのである。 川本三郎さんは姉のジェーンが、この映画で。 そして弟のピーターは「イージーライダー」で。 更に遡って30年前、父親のヘンリー・フォンダは既に「怒りの葡萄」で演じていたと話されている。 物語の会場になったのは。 カリフォルニア.サンタモニカの南リック桟橋にあった娯楽施設という事。 コンテストに参加する人物役に。 レッド・バトンズ、ブルース・ダーン、スザンナ・ヨークら。 主人公にジェーン・フォンダ(当時31歳)とマイクル・サラザン。 ジェーンはこの作品で初オスカー候補。 『ロジャ・ヴァディムのベッドから抜け出し女優になった』と囁かれたとか。 後に「コールガール」(71)「帰郷」(78)で主演女優賞受賞。 本作で助演男優賞受賞が主催者兼司会者役のギグ・ヤング。 しかしこの俳優はこの栄光の後9年後。 64歳で30歳年下の妻(女優のキム・シュミット)と結婚したばかりなのに。 何があったのか。拳銃心中したそうだ。 この作品の『廃馬は撃ち殺すんでしょう?』 とヒロインが疲労困憊、絶望して死を選ぶように。 何かその俳優達にも『廃馬』になる苦しみがあったのだろうか?。 日本でも1970年ベスト10位に評価されている(1位は「イージーライダー」)のだが。 作品印象、余韻が暗いからか。 あまりメディアにも取り上げられず。 やや忘れられてる感じなのはとても残念な映画。
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