影の軍隊
L'armée des ombres
1969 · ドラマ/戦争 · フランス, イタリア
144分



フィルムノワールの巨匠、ジャン=ピエール・メルヴィル監督による戦争サスペンス。対独思想家として投獄されていたフィリップは、処刑寸前で脱獄に成功。レジスタンスに合流した彼は、活動を再開する。この情報は[影の軍隊]に基づき記載しています。
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アリちゃんパパ
4.0
第二次大戦中のレジスタンスとナチスとの苦闘を描いた傑作です。 ドイツ軍の凱旋門での行進から始まり、悲劇のラストまで異様な緊張感と抑圧感が続きます。 ジャン・ピエール・メルビルの作品は、「サムライ」と「リスボン特急」しか観ておらず、余り評価していませんでした。しかし本作の世界観は実に見事であり、作家性も高いと感じました。彼は50代で亡くなってしまいましたが、彼がもっと長生きだったなら、フランス映画の衰退は避けられたかもしれません。 リノ・バンチェラが冷静沈着で時として非情な主人公を好演。おそらく彼の生涯最高の演技だと思います。シモーヌ・シニヨーレの姉御肌な存在も見事でした。
dreamer
4.0
「サムライ」「仁義」などの一連のフィルム・ノワールで私を魅了したジャン=ピエール・メルヴィル監督の「影の軍隊」は、レジスタンスに身を投じた人間たちの姿をセミ・ドキュメントタッチで描いた社会派サスペンス映画です。 全編を覆うダークな色調。使命を果たすためには、愛する者すべてを捨てなければならない非情な世界で、自己を引き裂かれ、葛藤する男や女たち。 彼らの胸中をよぎる悲哀と情念のたぎりは、まさに"フィルム・ノワールの世界"そのもので、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の簡潔で切れ味鋭い演出の技が冴えわたります。 この映画の主演俳優リノ・ヴァンチュラは、ボクサー上がりの体型通り、いつも見るからにタフな奴を演じてきたと思います。 だが、ただただ鋼鉄のごとく頑強な男というわけではないのです。 ある瞬間、フッと垣間見せる弱さ、脆さ。 その時こそ、演技者としてのリノ・ヴァンチュラの真骨頂が発揮されるのです。 この「影の軍隊」でも、ゲシュタポに捕まった彼は、銃口の前に立たされ、その場に踏み止まり銃弾を浴びるか、誇りを捨て脱兎のごとく逃げるかの選択を迫られます。 レジスタンスとしての意志を貫こうと死を覚悟しながら、降りかかる銃弾の雨に、思わず走り出すヴァンチュラ。 辛うじて生き延び、本心は死ぬのが怖いと呟く彼の悲痛と絶望に疲弊した面持ちは、逆に人間本来のあり様と生と死の重みを映し出し、緊迫したドラマ展開の中で、生身の人間の肌の温もりにも似た一種の安堵感を覚えさせてくれました。 人間の感情の二律背反をごく自然な演技で、しかもまざまざと見せつけるヴァンチュラの演技はとても素晴らしいと思います。 ひしゃげた鼻と猪首、それほど背丈はないが、むっちりと肉の付いた雄牛の如き体軀は、お世辞にも眉目秀麗とは言えません。 だが、他人の同情を拒絶するような厳つい肩に揺らめく"孤独の影"はなぜか妙に愛おしく、男心をそそらずにはおかない男の魅力は、誰よりも強烈なものがあると思います。
いやよセブン
4.0
ナチスドイツの占領下にあるパリでの、レジスタンス活動家の戦いを描く。 主人公(リノ・バンチュラ)はサブリーダーで、裏切り者への対応も容赦がない。 捕まり、殺される寸前に同志の女性(シモーヌ・シニョレ)に助けられるが、この女性が捕まり・・・。 レジスタンスの苛酷さがよく伝わってくる。
maco
見ている最中
静かでストイックな、抵抗の映画。観終わってようやく彼らがそれぞれどんな人物かつかめた気がして、もう一度観返してみたい。「彼は今度こそ走らなかった」
イリオモテコタツヤマネコだっちゃ
2.5
写真の件で萎えた…
akubi
3.0
時計の針の刻む緊張感。まるで深く打つ鼓動のように。 緊迫した中でのあたたかい人情。 空に危険な花火が上がる中、陽気に踊るひとびと。 煩すぎない丁寧な描写がじわりじわりと精神を刺激して、この世界にすうっと引き込まれてわたしはどこへゆくのでしょう。 マチルダの愛と強さに涙が溢れ、ぬるま湯に浸かりっぱなしのわたしには、善と悪の区別なんて付けられなくて。 無駄に消えてゆく命が悔しくて、馬鹿らしくて。 それはとても小さくて、ふぅっと息を吹きかければすぐに消えてしまいそうな蝋燭の炎のようだけれど、彼らが闘ったしるしが、ここにはある。 走りきるまであと少しだった哀しみの、行き場をぽっかりとなくしてしまった。
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