東京郊外の古びた一軒家。ここは6人の男女が共同生活をしているシェアハウスで、様々な人々の吹き溜まりのような家であった。住人の一人、村上(品川祐)は40代も半ばで日雇い労働をしながら日々ギャンブルにのめり込んでいた。そんなある日新しい入居者、敬一(玉田真也)と知恵(あの)の応募があり、審査のために住人全員がミーティングをすることになった。ふたりの入居をめぐり、ルールに過敏なフランス人・ナオミ(ブライアリー・ロング)と村上は口論になり、見ていたほかの入居者たちは態度を決めかね「なんとなーく」の玉虫色の態度をとってしまう。