ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー



1939年、ニューヨーク。20歳のジェリーことジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(ニコラス・ホルト)は、大学中退を繰り返していた。父は家業の食品輸入業を継がせようとするが、ジェリーは反発し、コロンビア大学の創作文芸コースを受講。そこでは文芸誌『ストーリー』の編集長でもあるウィット・バーネット教授(ケヴィン・スペイシー)が己の“声”を物語にすることの重要さを説いており、ジェリーは生涯をかけて物語を語る覚悟を問われる。そして完成させた短編『若者たち』が『ストーリー』に採用され、作家としての踏み出していった。そんな時、劇作家ユージン・オニールの娘ウーナ(ゾーイ・ドゥイッチ)と出会い、一目で惹かれたジェリーは奔放なウーナに振り回されながらマンハッタンの社交界に出入りして恋愛を楽しんでいく。短編小説を売り込んでも不採用が続いていたが、自分の分身ともいえるホールデン・コールフィールドを主人公にした短編『マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗』が権威ある『ニューヨーカー』誌に掲載されることに。しかしその矢先に太平洋戦争が勃発し、戦時下にふさわしくない内容との理由で掲載が延期されてしまう。1942年、ジェリーは陸軍に入隊。ウーナとチャーリー・チャップリンとの結婚の知らせや日々激化する戦況に神経をすり減らす中、書くことだけが心の支えだった。それでもノルマンディー上陸作戦などで仲間を失い、ナチスによる強制収容所の現実を目の当たりにし、最前線で地獄のような経験をした彼は力尽き、ドイツで入院する。終戦後、選集出版計画が頓挫したことからバーネットと決裂。ジュリーは戦争のトラウマや周囲の人々の無理解に傷つきながらもホールデン・コールフィールドの物語を書き続け、そしてついに長編『ライ麦畑でつかまえて』を完成させる。文壇に賛否両論を巻き起し一大ベストセラーとなった同作は社会現象にまでなるが、次第にジェリーは世間の狂騒に背を向けるようになる。
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キャスト/スタッフ
レビュー
60+挿入曲情報

Early Writing

Giving the Time

Early Writing

A True Writer

Wartime Anxiety

Simply Grand
oka
4.0
名言が多くてメモがとても長くなった。 物書きの映画は何故こうも私を惹きつけるのか。 自分の中に芽生える一般から逸脱した考えは一部の人から見れば狂気なんだろうけど、同じような人からすればそれは「もう1人の自分に出会えた」感動の出来事になる。 自分の悲しいことも嬉しいことも怒りも感情全てを物語に詩に文章にしてしまうところ 自分の身に起きて感情を受け止めているのに、客観的な物書きとしての自分も内在している 物書きは物書きとしての人格が存在してて それに惹かれる 作家が戦争を体験して得たもの 変化を少しでも感じられる 戦争のシーンは衝撃的で虚無に襲われた
toa
3.5
『ライ麦畑でつかまえて』のサリンジャー。 生きづらさにヒリヒリして、ホールデンがサリンジャーに重なる。次作を書かなかった訳も想像できて、作家の背景を知るいい映画だった。 ニコラス・ホルトも、恩師役ケビン・スペイシーも名演。 最初に読んだのは思春期前だったかな。思い返せば、あーでもないこーでもないと巡る思考と葛藤に付き合ってくれた時間だった。 「ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げていることは知ってるよ」
montine🐈
4.0
よかった
sic
3.5
衝撃、彼女がチャップリンに奪われた過去がある、小説家J.Dサリンジャーの半生 がむしゃらに書き続けた結果、作家として認められるが、本が〈売れる、売れない〉で判断する編集長の提言〈文章修正〉による〈オリジナルではない内容〉に主人公は苦言 こういう事例は、小説のみならず音楽、映画、創作したもの殆んどが抱える壁と聞いている 〈ここでどう対処するか!〉だが、主人公はNOで突っぱねた結果、編集長がGOサイン、それが【ライ麦畑でつかまえて】でベストセラー作家となるあたりは〈何を基準にしているのか?〉 巷で売れている本〈どこまでがオリジナル?〉〈作者は納得しているのか?〉そんなことも思うと〈売れる本が面白いとは限らない〉のかも 主人公役ニコラス・ホルトは【XMEN】シリーズ【女王陛下のお気にいり】等、話題作出演のなか、本作の地味な役を見事な演技力で魅せた 晩年、主人公は有名ゆえ、人里離れた家で出版予定のない〈好きな小説執筆に没頭〉したと言う 〈有名になる〉ことが到達点ではなく〈どう生きるか〉主人公の選択に共感した一本
道 バター
3.5
世界的に大ヒットした「ライ麦畑でつかまえて」の作者、J・D・サリンジャーの自伝的作品です。 作品では皮肉屋な面、恋愛、戦争経験等も描かれていますが、執筆活動に悩み、苦しむ面が特に描かれていました。 その解決策の一つとして、映画では瞑想が出て来ます。 ストレスは集中することで減らせるという話があります。 瞑想も、執筆もそういう意味でも呼吸するに集中することや書くことに集中することですよね。 最終的にはサリンジャー自身は瞑想と執筆を生涯続け、ストレスを取り除き続け、オチであのようになったのかなとも思います(笑 物書きには一度見て欲しい映画です( ´◡‿ゝ◡`)
Jenny
3.5
J・R・Rトールキンといい、本作のJ・Dサリンジャーといい、"作家役といえばニコラス・ホルト"と云われてもおかしくない程、近年立て続けに有名作家の自伝映画に出ている主演のニコラス・ホルト。 私は2019年製作の『トールキン旅のはじまり』を先に観ていたので、映画の序盤こそ「何だか観た事あるような、、」という既視感が有りましたが、物語が進むにつれその真逆といえるほどに正反対な2人の作家の生涯が浮き彫りに。 まず生い立ちからして、サリンジャーは裕福な家の出身ですが、一方のトールキンは里子に出された後に奨学金で進学した苦労人。友や家族を何より大切にしていたトールキンと、小説がヒットすればする程孤独になっていくサリンジャー。 2人の小説の主人公にも明らかにその違いが映し出されています。 驚いたのは当時サリンジャーを始め、あのオーソン・ウェルズからも好意を寄せられていたというウーナ・オニール。(彼女のお孫さんのウーナ・チャップリンはGOT等に出演している美しい女優さんですが、お祖母さんから名前を貰っていたのか!と、何だかちょっと嬉しい発見でした。) 若干18歳でチャップリンと結婚し、財産目当ての結婚かと思えば、なんとチャップリンが亡くなるまでの34年連れ添ったとのことで、、、。こちらも映画になりそうなお話ですね。 スキャンダル後はすっかり姿を見せる事が無くなったあの人もサリンジャーの恩師役で出演しています。マネージャー役のサラ・ポールソンも素敵でした。 是非、トールキン旅のはじまりと併せてお薦めします。 映画批評集積サイトRotten Tomatoesの批評家支持率は28%と低めですが、個人的には結構好きです。
なでかた
3.5
共感できないけどすき。
zizi
4.5
世代的に、レイトサリンジャー世代なので読んだことは無いが、上の世代が(奥さんも含め)、多大なる影響を受けていた事は知っていた。 色々な体験や事象を経て、彼がクリシュナへと傾倒した事に驚愕した。彼の次世代、AppleのジョブスやBeatlesのジョージなどのベトナム戦争世代が多大な影響を受けたが、それを先取った第二次世界大戦世代で。 導かれた『発表しない作家』の安らぎである壮年や老後も次作として描いて欲しい。 じっくりと腰の座った丁寧な作りで、知的興奮を伴い、有意義なひと時を過ごさせてもらえた。
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