何がジェーンに起ったか?
What ever happened to Baby Jane
1962 · ホラー/ドラマ/サスペンス · アメリカ
133分



ジェーン・ハドスン(ベティ・デイヴィス)は6歳の時から名子役として、その芸達者をうたわれ、ベビイ・ジェーンの芸名で稼ぎまくっていた。やがて年が経った。ジェーンは子役としての魅力を失い、代わりに姉のブランチ(ジョーン・クローフォード)が美しいスターになった。彼女が人気絶頂の時、突然の自動車事故で生涯不具の身となった。が、一緒に乗っていたはずのジェーンはかすり傷ひとつさえも負わなかった。
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Till
4.0
ロバート・アルドリッチが監督を務めた1962年公開のサイコ・サスペンス。 妹のジェーンは名子役として人気を博したが、成長してからは仕事もなくなり、逆に姉のブランチが実力派女優として評価される。しかし、ブランチは事故で下半身付随となってしまい、それ以来、姉妹は孤独に暮らしていた。車椅子で自由がきかないブランチをいじめて、女優時代に抱いていた恨みを晴らそうとするジェーン。彼女の嫌がらせは次第にエスカレートしてしまい…。 133分のモノクロ映画というなかなかとっつきにくい内容ではあるが、ドラマ性、サスペンス性、エンタメ性、どれをとっても一級品で、60年近く前の作品とは思えないほど完成度が高い。先の読めないサスペンスとしてだけでなく、「車椅子で監禁生活から脱出する」という『ミザリー』的なホラーとしての緊迫感や恐怖感もあり、 とにかくグイグイ引き込まれる。 そして、主演を務めたベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの怪演も見事。二人は実生活でも不仲だったらしいが、その関係性がこの映画においては逆に吉と出ており、互いに憎み合う演技の説得力がハンパじゃない。ちなみに、この二人の女優の対立する人生を描いた『フュード/確執 ベティVSジョーン』というテレビドラマもあるらしい。 過去の栄光に囚われたジェーンの願いが皮肉な形で叶うラストシーンも印象的。今観ても色褪せない傑作だと思います。
かおり❤️
4.0
対立する姉妹の話し。 怪演で有名な「でもあんたは永久に車イス!!!」のシーン見たさに鑑賞。 本当に仲の悪い有名演技派女優2人を起用したというキャスティング力!喧嘩シーンがとってもリアルで記憶に残ります! 演技も本当に凄まじくて見ていてドキドキしました。子役として活躍するジェーンを舞台袖で嫉妬の目で見る姉ブランチの気持ちも、 成人してからトップ女優になった姉ブランチが気に食わない妹ジェーンの過去の栄光に縛られている気持ちも少し分かって苦しくなりました。 ネズミのシーン怖かった🐀
kasa1024
4.0
何がジェーンに起ったのか!また、何がジェーンを変えたのか! 2人のスター女優共演のサスペンス映画。二人の姉妹のお話。子役で有名になり、わがままに育った妹とジェーンと成人して綺麗なスター女優になったが、事故で足が不自由になってしまったブランチの差がすごが...。 やっぱり名女優だけあって演技が上手い。ベティデイビスとジョーンクロフォードどちらかともアカデミー賞の受賞暦のある演技は、圧巻だった! ベティデイビスの怖い演技。アルコール依存症で徐々におかしくなっていくという演技は特にその中でも凄かった。とくに怖いと思ったシーンは、彼女がベイビージェーンとして有名だった時の歌やセリフを言ったシーンである。何を考えてるのかという怖さがこれにはある...。 この映画を見て思ったのだが、子役で有名になった俳優は、大人になったら落ちぶれる人多いよねと...。
やかん
4.0
ベティの演技が凄まじい。鬼気迫ると言うか、もはや本人が鬼と化してる。オニヤバい。 【フィルムのファーストレディ】の二つ名は伊達じゃないね。 大好きな女優なのに、2時間13分のあいだ大嫌いでたまらなかった。ずっとキリキリ。もう何でもいいから早くハッピーエンド見せてよっ! ジョーン姉ちゃんの頼りなさもかなりイライラするし、究極のストレス蓄積映画であった。 ※観賞後はWikipedia必須
ぴよそら
4.0
ネタバレがあります!!
dreamer
4.5
この映画「何がジェーンに起ったか?」は、かなり毒々しいサイコ・サスペンスの傑作だ。 何と言っても、主役の老姉妹を演じたベティ・デイビスとジョーン・クロフォードの顔がこわい。ジョーン・クロフォードの方は優しい姉役なのに、それでも十分、顔がこわかった。 1917年から1962年にわたる、ある姉妹の愛憎が、この物語の柱になっている。 少女時代は、妹のジェーン(ベティ・デイビス)の方が人気者の少女スターだったのだが、大人になってからは姉のブランチ(ジョーン・クロフォード)の方が美しく成長し、ハリウッドの大スターになって、姉妹の関係は逆転する。 そして、1930年代のある日、ブランチは交通事故で脊髄を痛め、車椅子の生活を送ることになる。 人気絶頂のブランチに嫉妬したジェーンが仕組んだ交通事故だという噂が流れる。 やがて、世の中は1960年代。 隣家からはロックンロールが流れて来るような時代になるのだが、この老姉妹は、そんな世の中とは関係なく、1941年型リンカーンに乗り、古い写真や家具に囲まれて、昔のハリウッドへの夢の中で暮らしている-----。 芸能界へのカムバックの夢に取り憑かれたジェーンが、どんどんどんどん現実と夢の見境がつかなくなり、黄金の少女時代に退行していく様子が凄い。 白粉で塗りかため、どぎつく化粧したベティ・デイヴィスが、これでもかこれでもか的に、おぞましい顔面の演技をしてみせる。 彼女の売り物の大きく見開かれた三白眼を、最大限に利用して、怪奇ムードを盛り上げている。 往年の美人女優(と言っても最初から悪女的な役柄が多かったが)が、"そこまでやるか"と呆れてしまう程だ。 若い頃から、私生活でも口の悪さで定評があったというベティ・デイヴィス。 自分の中の毒気の全てをこの役柄に投入しきったという感じである。「私、綺麗に映っているかしら?」が、唯一最大の関心事というタイプの美人女優とは、全然違うのだ。 そして、ラストの浜辺のシーンは、まさに「サイセット大通り」の階段シーンを思い起こさせる。 犯罪の匂いをかぎ当てて集まって来た群衆を、ファンと錯覚し、黄金時代が帰って来たとばかりに陶酔するジェーン。 その傍らには横たわるブランチの体が-----。 カメラはグーッと遠景に退いて、この奇妙な明暗の対比をワンショットで見せる。 これは、やっぱり凄い、名ラストシーンだと思う。
about movie
3.5
実は本当に仲が悪い共演者二人。蹴りのシーンとか本当に力が入っている笑 ベイビージェーンになりきる老女の場面は本当に狂気を感じる。フィルムのファーストレディに脱帽。
純太郎
4.0
ここにいる映画好きな方にぜひ見てもらいたい一本。 ストーリーはそこまで怖くないが妹役のベティデイビスの演技が過去最高に異常な怖さ。 現代映画では同レベルのものは作れないと思う。 予備知識なしでぜひ鑑賞して欲しい。
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