旅路 村でいちばんの首吊りの木
旅路 村でいちばんの首吊りの木
1986 · サスペンス · 日本
118分
奥飛騨の戸数30戸ばかりの村、可良寿。村人は丘の上の栃の大木を“村でいちばんの首吊りの木”と呼んでいた。この村で、寺岡美佐子は夫の死後も実家に戻らず、細々と雑貨商を営んでいた。彼女には名古屋で一人暮しをしながら予備校に通う息子・弘一と、東大受験をめざすため東京の女子高に通う娘・紀美子と二人の子供がいた。村に医者がいなかったため死んだ夫のためにも、子供たちを医者にするのが美佐子の夢だった。