海の上のピアニスト
The Legend of 1900
1998 · ドラマ/音楽/ファンタジー · イタリア
121分
(C)1998 MEDUSA



時は1900年。多くの移民たちをアメリカに運ぶ豪華客船ヴァージニアン号。黒人機関士ダニー(ビル・ナン)は、ダンス・ホールのピアノの上に置き去りにされた赤ん坊を見つける。ダニーはその子を1900(=ナインティーン・ハンドレッド)と名付けた。ダニーが事故で死んだ後も、一度も船を下りず船底で育った。彼はある日、船内のダンスホールで音楽に魅了され、ピアノに向かい、ピアニストとしての天才的な才能を開花させた。27年にバンドのトランペッターとしてやってきたマックス(プルート・テイラー・ヴァンス)も彼の弾く美しい音楽に魅せられていった。あるレコード会社の男が彼の演奏をレコード録音するために乗船した。録音機を前にしぶしぶと弾き始めた彼は、ふと窓越しに美しい少女を見て、彼女を思うかってないほど感動的な音楽を奏でた。彼は彼女にレコードを渡そうとするが、ごったがえす群衆の渦に引き離されてしまう。その数年後、「いつか訪ねて来て……」と言い残した彼女に会うため、彼は船から下りる決心をする。盛大な見送りを受けるが、タラップの端まで降りたところで結局陸地には下りず、彼は船に逆戻りしてしまった……。
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Jenny
4.5
公開当時、映画館で観た『海の上のピアニスト』の4Kデジタル修復版&イタリア完全版を観たので改めて感想を。 公開された120分バージョンに、40分の未公開シーンがプラスされているとのことですが、 何より嬉しいのは個人的に大好きだった冒頭の子供時代のパートがこれまでよりも長くなっていたこと!マックスが立ち寄った楽器屋さんのおじいちゃんに物語を語り始めるこの前半30分で既に満足してしまいました、、。 修復された映像もピアノの演奏も素晴らしく、本作がデビュー作となるメラニー・ティエリーの透き通る様な美しさ、そして1900(ティム・ロス)とマックス(プルイット・テイラー・ヴィンス)の友情が心に染み入る一本です。 2人が揺れる船の中をピアノを弾きながら滑走するシーンは、本当に何度観てもいいですね、、。 (楽器屋さんのおじいちゃんがエイゴン・ターガリエンだったりと、)20年以上経った今観ると違う発見もあったりして、完全版なかなか楽しめました。 そして公開当時も話題になった例のあのキスシーン。 当時19歳のメラニー・ティエリーと、当時36歳のティム・ロスがギリギリアウトかなと思えなくもないですが、、。まあ、ファンタジーですから。1900の遅めの初恋という事で、何とかセーフだと自分に言い聞かせて納得した次第です。笑
about movie
3.0
ラスト15分。1900の人生観にグッとくる。一生を船で過ごすピアニスト。なぜ彼は船を降りなかったか。なぜレコードを渡そうとしなかったのか。彼は海の声が聞けたのか。 色々考察しがいもある上、漂う雰囲気が素晴らしい。
まお
3.5
かっこいいタバコのつけ方ランキング、過去未来通じて第一位では✨ 自分なら1900をどうやって説得するだろうとか考えてみても、新しい船に乗り換えることを提案する、くらいの便宜的なアイデアしか思いつかず、詩的無力さを痛感。。
まりんこ
4.5
一生船の中のピアニストの話。見終えて涙。 88鍵の中で奏でる音に限界はないのに…船の外よりずっと広いのに…
有村 昆
4.0
一度も船を降りたことがないピアニストの話で、エンリオ・モリコーネの楽曲がとにかく素晴らしい。
ボルビザン
4.0
爆破オチで草。
dreamer
5.0
この珠玉の名作「海の上のピアニスト」は、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、一人芝居として有名なアレッサンドロ・バリッコの原作をもとに映画化し、私のように心から映画を愛する者に、また一つ忘れ難い感動を与えてくれた作品です。 船上で生まれ育ち、生涯一度も船を降りなかった天才ピアニストの数奇な運命が、唯一の親友の回顧録として語られる一大叙事詩となっています。 この映画の冒頭の客船に迫る自由の女神を目前にして、移民たちが、「アメリカだ!」と叫び、狂喜するシーンを観た時、「この映画は絶対好きになるに違いない」と確信しました。 このシーンこそが、このように"素晴らしい寓話"への入り口なんだと-------。 そして、今は落ちぶれたトランペット奏者のマックス(プルート・テイラー・ヴィンス)が、楽器屋の主人に話して聞かせるという構成で、この感動の物語は展開していきます。 生年に因んで1900(ナインティーン・ハンドレッド)と名付けられた子供は、船倉で育つ事になります。 ピアノとの出会いは、8歳の時で、一等客室に忍び込んで、ダンスホールのグランドピアノを弾きこなし、船の人々を驚かせたりします。 そして、成長したナインティーン・ハンドレッド(ティム・ロス)は、船に乗り合わせた人々が語る、陸の世界の風景や彼らの表情に浮かぶ生き様といったものに、インスピレーションを得て、その"夢や憧憬"を鍵盤に託していくのです-------。 その余りにピュアで、美しい音楽は、無垢なナインティーン・ハンドレッド自身の姿そのものなのだと思うのです。 ジャズの創始者であるジェリー・ロール・モートンの挑戦を受けて弾く、ピアノの力強さも実に聞き応えがあり、ユーモラスな雰囲気も手伝って、忘れられない名場面になったと心から思います。 陸から見える海の美しさを語り、人生をやり直すべくアメリカへと旅立った男との出会い、最初で最後の録音演奏中に、窓越しに見かけた美しい少女へのほのかな恋心。 そして、彼は船を降りる決意を固めていくのです。 しかし、果てしなく広がる摩天楼を前にして、彼は船へと引き返していくのです-------。 果たして、自分の世界に閉じこもる事を選んだ彼は、我々が共感すべくもない臆病な、人生の敗北者なのか? いや、それは違うと思うのです。我々は彼が現代の外界が抱える"不安や毒"に触れてしまう事を望まないのです。 寓話は寓話として、美しいまま幕を閉じる事を切に臨むのです。 私は、マックスとナインティーン・ハンドレッドとの出会い、そして別れのシーンが大好きで、嵐の夜、激しく揺れる船内で、ストッパーを外したピアノの前にマックスと並んで座り、くるりくるりと回るピアノを奏でるナインティーン・ハンドレッド-------。 何ともファンタジックで、夢のような時間に酔いしれてしまいました。 そして、爆発前の船を降りて行く、マックスを見送る最後の瞬間、名残惜しそうに一度、二度と声を掛けるナインティーン・ハンドレッド。 彼のどこか弱い人間臭さを感じて、目頭が熱くなるのを禁じ得ませんでした。 とにかく、伝説のピアニスト、ナインティーン・ハンドレッドを演じたティム・ロスが、一世一代の名演技だったと思います。 穏かな表情の奥に、"先行きの見えない人生への不安"を見え隠れさせて、見事というしかありません。 そして、そんなナインティーン・ハンドレッドの切ない心情を映し出す、エンニオ・モリコーネのオリジナル・スコアの素晴らしさ。 一度きりの瞬間、瞬間を捉え、二度目はないという音楽は、様々な表情を見せ、たっぷりと感動の余韻に私を浸らせてくれました。 そして、「いい物語があって、それを語る人がいるかぎり、人生は捨てたもんじゃない」というナレーションは、そっくりそのままジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画に対する取り組み方を表していると思います。 感動のツボを押さえた語り口のうまさは、もはや名人芸に達していて、いい物語を聞かせてあげたいというトルナーレ監督の、"温かく優しい思い"で溢れていて、楽器屋の店主が、マックスに大事なトランペットを返してやるラストの人情劇も、とても心が温まる思いで、名画を観終えた後の感動が、私の心の中でいつまでも爽やかな余韻として残り続けたのです。
眠る山猫屋
5.0
素敵だ。ピアノが流れてゆく。
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