設計技師須山保は父の経営する造船会社で働いているカッコいい青年。目下、保には縁談があるが、彼はその気になれない。というのは、エンストした保のスポーツカーを押してくれた露木昌子が忘れられないからだ。昌子は何処に勤めているとも言わずに立ち去ったのだが、保は彼女がホテルのウェイトレスをしているのを偶然見かけ、それ以来、両親の勧める縁談には耳もかさない有様。ただ、兄思いの妹葉子はそんな保のためにプロポーズ作戦を練る。
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